REPORT特集

西都市とアート|芸術に触れることのできるスポット4選

2024.02.29



こんにちは!ライターのまつです。

「西都市といえば何?」と聞かれるとまずあげられるのは西都原古墳群などの歴史的なスポットや、豊かな自然や土地を活かした農業が多い印象です。

私も西都市に移住したばかりの時は歴史的なスポットや農業のイメージが強かったですが、これまでにいろんな所に取材させていただき、他にもいろんなスポットがあるということを知りました。

そんな中、西都市とアートをテーマに取材をさせていただき、西都はアート、芸術分野がこれからさらに盛り上がっていくのではと感じるスポットや人との出会いがいくつもありました。

今回は今までに西都市でアートをテーマに取材させていただいた中から、西都市で芸術に触れることのできるアートなスポットを4つまとめてご紹介します。

アートや芸術に興味があるという方はもちろん、西都市って西都原古墳群以外に何があるのか知りたいという方も必見な内容となっています。ぜひ最後までご覧ください!

2024年2月までに取材した情報を元に作成した記事です。修正・追記していきます。

西都市アートスポット1|未来未完成美術館 ニュージアム



まず1つ目の西都市のアートスポットは「未来未完成美術館 ニュージアム」です。

未来未完成美術館 ニュージアムは2021年10月に宮崎県西都市に開設した展示スペース。宮崎市佐土原町出身の美術家、大野哲史さんが営んでいます。

未来未完成美術館 ニュージアムの特徴



西都市街地から車を走らせることおよそ7分。西都市の穂北に未来未完成美術館 ニュージアムはあります。

大野さんが自らDIYしたという白い壁が特徴的な未来未完成美術館 ニュージアム。庭には大きな木がひときわ高くそびえ立っています。

住宅街の中にありますが、この場所だけ少し異空間な感じがします。



普段は大野さんの作品を展示に加えて、様々なアーティストの個展や企画展などを開催しています。

大野さんが描く絵画は言葉では表現しにくいですが、思わず細部までずっと見入ってしまう不思議な魅力があります。



作品を見ながらちょっとした世間話やアートについて大野さんと話をすると、ついつい時間を忘れてしまいます。とても居心地の良い空間です。

普段はアート仲間もよく訪れるとのこと。



西都ゆるなびでは大野さんに未来未完成美術館 ニュージアムを開設するまでの経緯や想いについてインタビューした特集記事を公開しています。

未来未完成美術館 ニュージアム、そして大野さんのことを知るきっかけとなる記事になっていますので、ぜひこちらもご覧ください。
 

施設情報

      
施設名 未来未完成美術館 ニュージアム
電話 080-3993-5413
住所 宮崎県西都市穂北5900−3
定休日 不定休
営業時間 10:00~17:00
instagram(未来未完成美術館 ニュージアム) 未来未完成美術館ニュージアム公式アカウント
instagram(大野哲史さん) 大野哲史さんアカウント

西都市アートスポット2|弥勒祐徳美術館・神楽館



2つ目のスポットは「 弥勒祐徳美術館 みろくすけのりびじゅつかん 神楽館 かぐらかん 」です。

弥勒祐徳さんは1919年2月20日宮崎県西都市生まれの御年105歳の画家。

弥勒祐徳美術館は数々の各種美術展での受賞歴を持つ弥勒祐徳さんの作品が展示されている自宅を改装した展示スペース。神楽館は現在は作品の保管庫となっているそうですが、入口に弥勒祐徳さんが手がけた木彫りの彫像があり鑑賞することができます。

弥勒祐徳美術館・神楽館の特徴



西都市街地から15分ほど車を走らせたところにある三納地区に位置する神楽館。

弥勒祐徳美術館は弥勒祐徳さんの息子さん夫婦が管理をされているといいうことで、美術館の中をお二人にご案内していただきました。

弥勒祐徳さんが今まで描いてきた絵画を主に、色紙に綴られた言葉、ご本人の写真、作品集などを鑑賞することができます。



美術館の中には西都の風景を描いた作品が数多く展示されています。作品の迫力と繊細さに圧倒されがら時間を忘れてじっくり見入ってしまいます。



弥勒祐徳さんのこれまでの歴史を知ることのできる作品記録集も見させていただき、幅広く様々なテーマで作品を手がけていてその凄みを感じました。そして作品の数が多く本当に画を描くことが好きなんだということが伝わってきます。



神楽館の前には弥勒祐徳さんとご友人が手がけたいう木彫りの彫像の作品があります。大きさも様々で細部までこまかく作られている芸術作品です。

西都ゆるなびではより詳しく弥勒祐徳美術館と神楽館についてご紹介している特集記事を公開しています。

西都市を代表する画家である弥勒祐徳さんのことを知るきっかけとなる記事になっていますので、ぜひこちらもご覧ください。
 

施設情報

      
施設名 弥勒祐徳美術館・神楽館
住所 〒881-0101 宮崎県西都市三納(西都市役所市民課三納支所近辺)
instagram ガカノマゴ
営業日 営業日の定めなし(ご来館の際にお声がけ下さい)

西都市アートスポット3|ふくろう工房



3つ目のスポットは「ふくろう工房」です。

81歳にして人生初個展「81」を開催した柳本正雄さんが営む作品展示スペース兼アトリエです。

ふくろう工房の特徴



西都市街地から車を走らせることおよそ15分、田園風景が広がる三納地区にあるふくろう工房。



自宅の一角を改装した作品展示スペースとアトリエには今まで制作した作品や、作品制作の道具が転がっておりまさに芸術家が作品を生み出すところという雰囲気が かも し出ています。



65歳で高鍋美術館の水彩教室に通い始め画家としてのキャリアがスタートした柳本さん。絵を描き始めてから様々な人との出会いがあり自身の作品も変化を重ねて廃屋というテーマにいきついたとのこと。

美術作品公募展の二科会では5回入選しその実力が徐々に世に出ていきます。65歳という年齢から始めた絵画の道が、柳本さんの多くの可能性の扉を開かせることになりました。



絵を描き始めたのと同時期に木工額縁も手がけ始めたと柳本さん。

初個展「81」ではこの木工額縁が大好評だったそうです。ふくろう工房では作品の販売も行っているとのことですので、印象的な額縁、絵画を探している方は一度見に行ってみると良いと思います。



穏やかなオーラに包まれた柳本さんが営むふくろう工房。一つ一つこだわりが詰まった作品を見ていると創作意欲が掻き立てられてきます。
 
西都ゆるなびではより詳しくふくろう工房についてご紹介している特集記事を公開しています。

今注目を集める芸術家柳本正雄さんのことを知るきっかけとなる記事になっていますので、ぜひこちらもご覧ください。
 

施設情報

      
施設名 ふくろう工房
住所 〒881-0101宮崎県西都市三納10984-1
電話番号 090-8405-1249
instagram 柳本正雄さんアカウント
営業日 営業日の定めなし(来館される際は電話予約推奨)

西都市アートスポット4|光照寺



4つ目のスポットは「光照寺」です。

仏教 時宗を信仰する由緒正しきお寺光照寺。前住職と副住職が手がけたという芸術・アート作品がたくさん展示されています。
 

光照寺の特徴



西都市街地から車でおよそ13分の西都市都於郡に位置する光照寺。



時間が合えば住職さんが寺内を一緒に回って作品の案内していただけます。創作アート等を鑑賞の際には、本堂の手前にある事務所をお訪ねください。



本堂に入って上を見ると・・・龍や鳳凰などの天井画が展示されています。迫力のある画に圧倒されてしばらく天井を見上げていました。



こちらの鎧もなんと手づくりとのこと。都於郡城址まつりとのこおりじょうしで都於郡小学校児童による武者行列が行われた際に提供したそうです。



伊藤マンショの展示物も創作されていますが、細部まで表現されておりクオリティが高いです。



木製の五重の塔の迫力すごいです。住職さんとアート作品を見て回っていると、何だか気持ちが清らかになり内面からデトックスされたような感覚になりました。

西都ゆるなびのスポット紹介でも光照寺についてご紹介していますので、こちらも合わせてご覧ください。
情報詳細

 ゆるなび掲載ページ|創作アート・拝観「光照寺」

施設情報

      
施設名 光照寺
住所 〒881-0104 宮崎県西都市鹿野田5766
電話番号 0983-44-3286
受付時間 9:00~17:00(法要中の拝観はご容赦下さい)
駐車場 細道を上にのぼり、一般墓地右手にある駐車場に車を停めてお越しください。

西都市のアートスポット訪れてみて

今回は西都市とアート|芸術に触れることのできるスポット4選と題して、西都市でアート・芸術に触れることのできるスポットを4つご紹介しました。

アート・芸術鑑賞は気持ちを落ち着けけるような癒し効果もあるといいます。また新たな趣味としてアートや芸術に触れたり、自分でやってみるというのも良いですよね。

今後も西都のアートなスポットを探していきたいと思います。

この記事を書いた人

まつ

2023.01に宮崎県西都市に移住しきたまつです。

西都市地域おこし協力隊として移住者目線で西都の魅力を発信しています。

また、出張カメラマンとしても西都市を拠点に活動しています!