西都市街地から車で約10分。静かな田園風景が続く田舎の一角に、ご夫婦で営む古民家カフェがあります。
古民家で、時の止まったようなひと時と"地産地消"に努めたほっぺたが落ちるほどおいしいメニューの数々。
今回は、そんな「囲炉裏Cafe 灯」さんの全てをまとめた特集です!ぜひ最後までご覧ください。
ノスタルジックな店内♪
一足店内に入るとそこは別世界。まるでジブリ映画に入ったかのよう。
お店の雰囲気はもう最高。昔ながらの家具やインテリア。
そしてお花と、店主のこだわりが詰まった空間です。
障子の奥には…
外が見えるテーブル席が。
店内には涼しげな風が入ってくる。外の景色を眺めながらほっと一息。気持ちの良い空間で、お料理を待つことができます。
時を忘れる空間で「絶品」ランチ!
囲炉裏Cafe灯さんのおすすめポイントは、なんといっても"地産地消"に努めたほっぺたが落ちるほどおいしいお料理。
メニューは、店主の気まぐれで毎日変えるそう。
「地産地消」の食材産地が書かれる黒板
毎日変わるメニュー表。
お花など店主こだわりの装飾が光ります。
ランチメニューには、本日の汁物・副菜各種がバイキングスタイルで食べ放題(おかわり自由)が付いてきます。
様々な副菜を楽しみながら、メイン料理を待つことができます。
すごすぎませんかこれ~!
器が可愛いすぎて、食べる前に見惚れてしまいます。
どれを食べようか迷いながら、一つ一つ味わいます。なんと、これがすべておいしいのです!
きゅうりのキムチ、トマトの和え物、イカゲソのプルコギ風、などなど季節と店主の気まぐれで変わる「副菜」、ぜひ食べて頂きたいです。
灯さんでランチ一番人気の「宮崎牛の彩りビビンバ」。
じゅうじゅうという音が食欲がそそります。
混ぜて、一口。私一人で取材に行っていたのですが、誰もいないのに思わず「うまい」が口からこぼれました。本当においしい!!これに尽きます。
ランチメニューは、他にも「宮崎牛の月見プルコギ」や夏にぴったりの「辛 ぶっかけ夏そば」などなど、日々進化し変わっていくので毎日楽しめます。
また、使用される白米は全て"かまど"で炊かれ、米飯粒が一粒一粒「ふっくら」かつ「しっかり」しているので絶品です。
白米を炊く「かまど」
注文が入り次第、炊かれる「かまど飯」をぜひ!
落ち着くカフェタイム♪
灯は、ランチだけにあらず。
囲炉裏でじっくり時間をかけて焙煎したコーヒーや「くろっふる」というデザートなど、カフェとしてのご利用もおすすめです!
「くろっふる」とは、クロワッサン生地をワッフルメーカーで焼いたフワサクッと美味しい、韓国発祥のデザート。
くろっふるプレートとアイスコーヒー
その上に、本日のはちみつの中から好きなフレーバーを選んでかけられます。店主のオススメは、メープルハニーだそう。
同プレートには、季節ならではのフルーツ、アイス、生クリームが付いてきます。また、少しだけ食べたいというお客様には、「くろっふるハーフ」というものもあります。
コーヒーは、灯にある囲炉裏でじっくり時間をかけ丁寧に焙煎されたコーヒー豆を使用。水出しコーヒーがす~と入ってきます。とてもおいしく、落ち着きます。
水のグラスをよく見ると、「TOMOSHIBI」の文字が!
細かいところにもこだわりが見えます。
杉養蜂園さんの「蜂蜜ジュース」
1日1組限定!?囲炉裏で焼肉屋さん
囲炉裏Cafe灯は夜になると姿を変え、「夜限定・1日1組だけの囲炉裏で焼肉屋さん」に変身します。
1日1組限定・完全予約制にて、囲炉裏を囲みながらプライベートな贅沢焼肉を楽しめるのです。
店主のご実家は元々焼肉屋さんをされていたそうで、「これが本業なんです(笑)」と笑いながら話してくれました。
メニューには、ブランド牛・ブランド豚・ブランド鶏のお肉をはじめ、かまど飯・焼きおにぎり・キムチ・石焼ビビンバなどなど、間違いないメニューが並びます。
お肉は、全て和牛・国産を使用しているとのこと。また、夜限定でアルコールの(単品)提供もあるとのことで、嬉しいですね!
焼肉のメニュー。こちらも店主の気まぐれで、日々変動するとのこと。
お肉は全て、特製ダレに漬け込まれており、焼いたらそのまま(つけダレ無し)で召し上がれます。
初めてのスタイルで少し戸惑いましたが、一口食べるとその不安は吹き飛びました。
少し甘めのタレに漬け込まれた「お肉」は、柔らかくほっぺたが落ちるほどおいしい。
囲炉裏の炭火でゆっくりと焼肉を楽しめます。
もちろん、ご飯は美味しい「かまど飯」。
サンチュにお肉をくるんで食べるのも最高です。
お好みで特製ヤンニョムソースを付けて味変もできます!
【真心こめた おむすび屋】お結び屋 灯
灯には、テイクアウト専門店の「お結び屋 灯」もあります。ここでは、真心こめた「おむすび&惣菜」がテイクアウトできます!
店主さんに開店のきっかけをお伺いしてみました。
「以前より"お母さん"の負担を減らしたかった。今日はご飯作るの少しめんどうだな。。と思った時に、ぜひうちに来てもらえたらなって。
そして、テイクアウトでも"美味しく、野菜もしっかりとれる”ものを提供して、皆さんに喜んでもらえたら嬉しい限りです。」とのこと。
店内には、かわいいガラスのショーケースに様々なおむすびが並びます。
お結びの中の具はどれもいっぱいで、最高においしい。
おむすびに使われるお米は、全てかまどで炊かれお米の一粒一粒が立っています。
中でも私が特に気に入ったのは、「塩お結び」でした。
お米のおいしいをしっかりと感じられる逸品です。
そして、別のショーケースには、野菜たっぷり絶品のお惣菜が並びます。
惣菜も野菜満点でおいしい!健康になれている気もするしおいしいしで、満足感がすごいです。
また、店主はキムチが大好きとのこと。
色々なキムチを作るのが趣味だそうで、様々な種類のキムチが並びます。
季節によっては、珍しいスイカのキムチもあります。キンキンのスイカとベストマッチです!
こだわりのソースも販売中!
店内には、様々なおいしい料理に多用できる「灯 特製ソース」も置いてありました。
店長さん曰く、「皆さんにご家庭でも"灯の味"を楽しんでもらえるように特製ソースの販売を始めました。
当店の様々な特製ソースを使用したレシピを公開していますので、そちらもぜひチェックいただければ幸いです。」とおっしゃられていました。
ぜひ皆さんも、
灯さんのレシピブック インスタグラムアカウント をチェックしてみてくださいね!
囲炉裏Cafe 灯 店主さんの思い
2023年5月にOPENし、半年余りで様々な進化を遂げている「囲炉裏Cafe 灯」。店主に「このお店への思い」をお聞きしました。
<のんちゃんこと 灯ママさん より> ------------------
灯が今現在ある古民家に出逢えたのは、2022年のことです。 全ての始まりは、この古民家に出逢えたことから始まりました。 素敵な御家族が、家を愛し、大切にされていて、前所有者であるご夫婦にも、こちらの古民家にも、一目惚れしたことを昨日のように覚えております。
私たち家族は、 愛知県から次の移住先を探しておりましたが、 実はCafeをOPENさせるとは、夢にも思っておりませんでした。
「普通の幸せを。 安心できる我が家を。」
ただ、その想いだけで、探し回っていたように思います。
そんな中で、私たちが出逢えたこの古民家は、安心できる場所以上の何か、可能性を感じたのです。
前所有者ご夫婦の奥様は、この古民家をたくさんの方々に知って頂きたいとSNSで発信されていたことや、私たちが手をかけるまでもなく、全てが洗練されていて、使いやすい動線、、、
自然と込み上げてきたものが、 囲炉裏Cafe灯という店舗をOPENすることでした。
私は、双極性障害を愛知県にいる頃に発症し、私自身も、家族も、本当に辛く重い経験をしました。
しかし、見ず知らずの私を助けようとしてくれる方や、移住先探しの旅の中で、人の優しさにふれる経験が、少しずつ、私でもできる恩返しをしたいという想いに変わり、ここに来た人が、温かい気持ちになれる、そんな場所をつくりたいと、考えられるようになりました。
そうは言っても、全く飲食店経験の無い夫と2人で、新しいお店を作り上げることは、並大抵のことではなく、毎日必死で、1日1日を乗り切ることが精一杯な日々。
久しく、飲食のお仕事から離れていた私は、人を温かい気持ちにしたいと始めたお店で、出逢えたお客様や、ご縁に、逆に救われることばかりでした。
2024年、5月には、灯も誕生から1年になります。飲食店として、まだまだ若い店舗ではありますが、少しずつ進化しながら、私も灯とともに、 成長させて頂いております。
色々なご縁に恵まれることができるのも、この古民家があるから。
全てのご縁に、心からの感謝を胸に。
私が、今まで頂いた、たくさんの温かく、優しい気持ちを、今度は、私が循環できるよう、自分を整えながら、邁進していきたいと思います。
何事も、まずは、自分が幸せでなくては、始められません。
自分を大切にすることから始めて、「普通」を目標に。これからも、「当たり前」に、美味しいをお届けしながら、ご縁とご縁を繋ぐことのできる温かいお店づくりを目指していきたいと思います。
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私自身「囲炉裏Cafe 灯」さんの大ファンであり、プライベートでも通っているお店です。
ぜひ皆さんも「囲炉裏Cafe 灯」さんに一度足を運んでみてください。灯さんの虜になること間違いなしです。
施設詳細情報