REPORT特集

速川神社|一つだけ願いが叶うと云われる秘境の神社を巡る

2023.10.16



こんにちは!ライターのまつです。

宮崎県西都市に佇む、自然の美と神秘の共鳴を感じる速川神社。

瀬織津比咩命(せおりつひめのみこと)を主宰神として四柱神等を祀る神社です。川を超えて、山を登り、参道を辿り参拝します。

「願い事を一つだけかなえてもらえる」という評判から多くの参拝者が訪れる秘境の地にある神社。

今回は、そんな速川神社の神秘的な魅力を探っていきます。

速川神社について



西都市民だけではなく、宮崎県内外、国外からの参拝者も多い知る人ぞ知る神社です。家内安全、学業成就、各種試験合格、厄祓いの参りで知られています。

祓戸大神と云われる、瀬織津比咩命(せおりつひめのみこと)、速開津比咩命(はやあきつひめのみこと)、気吹戸主命(いぶきどぬしのみこと)、速佐須良比咩命(はやさすらひめのみこと)のお祓いの四柱の神をお祀りされています。

西都市街地から速川神社へ



西都市市街地より北に6㎞熊本方面へ車で行くことおよそ15分。

宮崎県にある広域観光ルートであるひむか神話街道(国道219号線)を進むと速川神社の駐車場が見えてきます。



駐車場のすぐ横には瀬織津比咩(せおりつひめ)の像があり「大祓詞」より「速川の瀬に坐す瀬織津比咩と言ふ神」と記されています。

像を前にしばらく見とれてしまいました。



象の横には造林記念碑もあります。

参拝前に速川神社の歴史を知る



道路沿いに大きな鳥居、存在感がすごい。そして鳥居横にある看板に目がいきました。そこには速川神社に関する神話が記されていました。



・天孫ニニギノ尊はお供の瀬織津比咩命(せおりつひめのみこと)を速川の瀬の急流で亡くし、小祠を健立して御霊を慰めたことに始まるという伝説が残されています。

・神社の周辺は昔から、男滝・女滝・蛇滝等と称する七滝ありと語り継がれ、その内の蛇滝が今の龍神の滝にあたります。

・現在、参拝者が生卵一包を供えて祈願する習慣は、この七神に捧げる龍神信仰から発生したものであります。


参拝する前に歴史を知ることで清らかな気持ちになります。

鳥居を潜りいざ参道へ



今回速川神社に参拝しに行ったのは、令和5年9月28日。

令和5年10月31日まで速川神社参拝道の災害復旧工事をされているとのことで一部迂回ルートを進んでいきました。



神社まで八七〇mという看板。



二つ目の鳥居が見えてきました。



木の杖も常備されておりこれから進む道が険しいことが予想されます。しっかり気持ちを整えて行きましょう。

いきなり圧巻の景色



階段を降りていくと一ツ瀬川に掛かる沈下橋を渡り向こう岸に進みます。



川と森が目の前に広がり雄大な自然を感じることができます。



どこまでも続く自然の風景はまさに圧巻です。

迂回ルートを進み山の参道を進む



一部迂回ルートを進み、山道を歩き進んで行きます。



しっかり整備されていますが、体力が奪われます。



水分補給をしながら進みます。飲み物は必須です。

三つ目の鳥居近くで小休憩



ここまで来るのにも結構疲れてしまったので、三つ目の鳥居の横にあるベンチで少し休憩。山の中ということで風が吹いたら涼しいです。



ベンチ横の看板にはこれより先は細い参道になるとの記載がありました。



こういう心遣いが嬉しいですね。

自然を感じながら細い参道を進む



少し参道も急になってきた細い参道をひたすら歩いて行きます。思い返すとこのあたりが一番きつかったです。



山の虫、植物を感じながら進んでいきます。



自然の力を感じる樹木もたくさん。



こんなところから水が。



神社まで三〇〇Mの看板が見えホッとした気持ちになると同時に期待に胸が躍ります。

辿り着いたその先は



少し進むといよいよ最後の鳥居が見えてきました。ここまでの道のりを考えると辿り着いたという表現が適切かなと思います。



自然に囲まれた神秘的で美しい神社。しばらく鳥居の前でこの景色に見惚れてしまいました。

立派な御社殿



鳥居を潜り境内に入ると立派な御社殿が佇んでいます。



手水舎で身を清めて参拝。龍神信仰ということであらゆるところに龍神様が潜んでいます。

龍神様の顔つきが素晴らしくピリッと気が引き締まります。



社務所でお供え品やお守りなど購入できるようです。



おみくじも引けます。

社殿横には滝と龍神様



龍神の滝は勢いよく水な流れ、厳かな空気に包まれています。



自然と一体化している龍神様。



生卵とロウソクを供える参拝方法もしっかり記されていました。

自然を感じながら帰路につく



名残惜しい気持ちを後に歩いてきた参道を進み速川神社を後にします。帰りはほとんど下り坂になるので行きに比べたら楽です。



沈下橋を渡り最後の坂道を登っているところで鹿に遭遇しました。速川神社の参拝の心得にあるように近づかず、鹿が驚かないようゆっくり横ぎりました。

秘境の神社に行ってみた感想



今回は西都市の秘境の地にある神社、速川神社をご紹介しました。

実際に参拝してみて多くの方が訪れる理由が分かった気がします。

自然を感じながら参道を歩きやっと辿り着くというのはこれまでにない経験でした。西都市に来られた際は皆さんもぜひ参拝に訪れてみてください。清々しい気持ちになれる素晴らしい神社です。
 

観光スポット

      
神社名 速川神社
電話 0983-42-0114
住所 〒881-0027 宮崎県西都市南方183−2
営業時間  08:00~15:00 
定休日(社務所) 水曜日(その他不定休あり)
利用料金 拝観無料(生卵一包、ロウソク二本、百円)
駐車場 あり

この記事を書いた人

まつ

2023.01に宮崎県西都市に移住しきたまつです。

西都市地域おこし協力隊として移住者目線で西都の魅力を発信しています。

また、出張カメラマンとしても西都市を拠点に活動しています!


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