神話のふるさと・宮崎県西都市には、日向神話にゆかりのある神社や、豊かな自然の中に佇む神社が点在しています。
縁結びや安産、厄祓い、開運、延命長寿など、それぞれの神社に伝わるご利益や御神徳もさまざま。
また、樹齢を重ねた大木や滝、青い鳥居、伝統の神楽など、神社ごとに異なる見どころがあります。
今回は、西都市で訪れたい4つの神社を、特徴やご利益、見どころとともにご紹介します。
まずは、それぞれの神社にどのような特徴があるのか、一覧で見てみましょう。

それぞれに、異なる由緒やご利益、見どころを持つ4つの神社。
ここからは、一社ずつ詳しくご紹介します。
※この記事は2024年3月に公開した記事を、2026年8月時点の情報に更新しています。参拝時間や授与品などの最新情報は、各神社へご確認ください。
1.都萬神社|縁結び・安産・子育ての神様

西都市街地の一角に佇む、「都萬神社(つまじんじゃ)」。
地域の人々から親しまれている、日向神話にゆかりの深い神社です。
御祭神は、日向神話に登場する木花開耶姫命(コノハナサクヤヒメノミコト)。
ニニギノミコトと結婚し、三柱の御子を無事に出産して育てたと伝わることから、縁結び・安産・子育ての神様として信仰されています。
境内で見ておきたい3つの場所
都萬神社の境内には、神話や言い伝えにまつわる場所が点在しています。
長い年月を生きる「妻のクス」

境内にそびえる「妻のクス」は、国の天然記念物に指定されている御神木です。
長い年月を重ねた堂々とした姿は圧巻。都萬神社を訪れたら見ておきたい風景のひとつです。
子宝の言い伝えが残る「出産河」

境内に自然に湧き出る泉「出産河(しゅっさんご)」。
奥にある滑らかな石をなでると、子宝に恵まれるという言い伝えが残っています。
願いを胸にくぐる「洞洞木」

願いが叶うと云われている「洞洞木(どうどうぼく)」
入口の前で一礼し、心の中で願いを言いながら木洞を通り抜け、一礼するのが一連の流れです。
都萬神社の基本情報
★特集記事で、より詳しく都萬神社について紹介していますので、ぜひこちらもご覧ください。
2.速川神社|願い事が一つ叶うと伝わる秘境の神社

西都市街地から車で約15分。参拝者駐車場から川を渡り、山の参道を歩いた先に佇む「速川神社(はやかわじんじゃ)」。
川を超えて、山を登り、参道を歩いて辿り着くまさに秘境の神社です。
祀られているのは、罪や穢れを祓い清める「祓戸大神」と呼ばれる四柱の神々です。厄祓いをはじめ、家内安全や学業成就、試験合格などのご利益があると伝えられています。
また、「願い事を一つだけ叶えてくださる」と伝わる神社として、市内外から多くの参拝者が訪れています。
境内で見ておきたい3つの場所
速川神社では、社殿だけでなく、自然に囲まれた参道や滝など、参拝するまでの道のりも見どころのひとつです。
川を渡って進む、自然豊かな参道

参拝者駐車場から社殿までは、一ツ瀬川を渡り、木々に囲まれた山の参道を歩いて向かいます。
川の流れや木々の音を感じながら進む道のりも、速川神社ならでは。山道を歩くため、動きやすい服装と歩きやすい靴で訪れるのがおすすめです。
願いを一つ託す「社殿」

山の参道を進んだ先に現れる、速川神社の社殿。
「願い事を一つだけ叶えてくださる」と伝わることから、叶えたい願いを一つ心に決めて参拝する人も多いそうです。
瀬織津比咩命のお仕えが蛇体であるとされることから、生卵をお供えする習わしがあります。
また、ろうそくには、願い主の顔を神様に伝える意味があるといわれています。
滝のそばに祀られた「龍神」

社殿のそばには滝が流れ、その近くには龍神が祀られています。
水の音が響く厳かな空間も、速川神社を訪れたら見ておきたい場所のひとつです。
速川神社の基本情報
★特集記事で、より詳しく速川神社について紹介していますので、ぜひこちらもご覧ください。
3.速開都比売神社|青い鳥居と大滝が印象的な水の神社

青の鳥居が目を引く「速開都比売神社(はやあきつひめじんじゃ)」。
秘境の神社「速川神社」から、さらに西米良方面へ車で10分ほど向かった先にあります。
全国的にも珍しい青い鳥居と、境内裏にある大滝がパワースポットとして知られている神社です。

御祭神は、水の神様である速開都比売命(はやあきつひめのみこと)です。
罪や穢れをのみ込み、祓い清める神様として信仰され、生命力・開運・繁栄の御神徳があると伝えられています。
境内で見ておきたい3つの場所
速開都比売神社には、参拝の始まりを告げる鐘や青い鳥居、境内奥の大滝など、ほかの神社とは異なる印象的な場所があります。
参拝の始まりを告げる「参拝鐘」

境内に入る前に迎えてくれる「参拝鐘」。
鐘を3回鳴らし、神様に参拝へ訪れたことをお知らせしてから境内へ進みます。
境内に立つ、鮮やかな「青い鳥居」

速開都比売神社を象徴するのが、全国的にも珍しい鮮やかな青い鳥居です。
周囲の木々や水辺の風景に映える青い鳥居は、参拝に訪れたら見ておきたい場所のひとつです。
水の音に包まれる「大滝」

速開都比売神社のパワースポットといえば、何といってもこちらの大滝。
境内の奥に水の神様を祀る神社らしい大滝が流れています。
木々に囲まれた滝のそばでは、響き渡る水の音と澄んだ空気を感じながら、静かな時間を過ごせます。
速開都比売神社の基本情報
★特集記事で、より詳しく速開都比売神社について紹介していますので、ぜひこちらもご覧ください。
4.銀鏡神社|東米良の自然と伝統文化を受け継ぐ神社

「銀鏡神社(しろみじんじゃ)」が鎮座するのは、西都市の中心街からおよそ37キロほど離れた山間にある東米良。
一ツ瀬川支流の登内川と銀鏡川が交わり、周囲には地蔵岳、オサレ山、雪降山、龍房山がそびえ、まさに大自然に囲まれた場所に位置しています。
御祭神は、都萬神社に祀られている木花開耶姫命の姉・磐長比売命(イワナガヒメノミコト)です。
岩石を司る永遠不変の神様とされ、縁結び・縁切り・延命長寿などのご利益があると伝えられています。
また、国の重要無形民俗文化財に指定されている「銀鏡神楽」が受け継がれる神社としても知られています。
境内で見ておきたい3つの場所
銀鏡神社には、長く受け継がれてきた山の信仰や、東米良の自然と文化を感じられる場所があります。
磐長比売命を祀る「社殿」

木々に囲まれた境内に佇む、銀鏡神社の社殿。
御祭神の磐長比売命は、岩のような永遠の命を象徴する神様とされ、延命長寿をはじめ、縁結びや縁切りの神様として信仰されています。
銀鏡神楽の舞台となる「外神屋」

境内にある「外神屋(そとこうや)」は、銀鏡神楽が奉納される場所です。
銀鏡神楽は、毎年12月に行われる銀鏡神社大祭で、地域の人々によって夜を徹して奉納されます。
長い年月をかけて守り継がれてきた、東米良を代表する伝統文化です。
※神楽は常時見学できるものではありません。
山々に囲まれた、静かな境内

銀鏡神社は、登内川と銀鏡川が交わり、周囲を山々に囲まれた自然豊かな場所にあります。
高く伸びる木々と山の静けさに包まれた境内も、銀鏡神社を訪れたら感じておきたい魅力のひとつです。
銀鏡神社の基本情報
★特集記事で、より詳しく銀鏡神社について紹介していますので、ぜひこちらもご覧ください。
神話と自然が息づく、西都市の神社へ
今回は、西都市の神社の中から、特にパワースポットとしておすすめの4つを厳選してご紹介しました。
日向神話とのつながりや豊かな自然、地域に受け継がれてきた伝統文化など、神社ごとに異なる魅力があります。
気になる神社を見つけたら、それぞれの由緒や自然に触れながら、ゆっくりと参拝してみてはいかがでしょうか。