今回は、東京ヤクルトスワローズ 西都キャンプ連載特集 最終回の第4弾。
第4弾では、実際にヤクルトキャンプが行われる「西都原運動公園野球場」に潜入し、
東京ヤクルトスワローズ二軍監督やスタッフ、また熱狂的なファンに色々とインタビューしてきたので、ぜひご覧ください!
東京ヤクルトスワローズ キャンプ地はどんな感じになっている?
東京ヤクルトスワローズの春季キャンプ地は、宮崎県西都市「西都原運動公園野球場」です。
ここで毎年2月に東京ヤクルトスワローズの選手がシーズン開幕前の練習を行います。
練習を行う選手と観客の距離はとても近く、はっきりとプロ野球選手を確認することができます。
また、ファンと選手の距離も近く、球場外ではファンにサインをしたり談笑したりとファンサービスが行われていました。
特設オフィシャルグッズ売り場もあるよ!
球場のすぐそばには、東京ヤクルトスワローズの特設オフィシャルグッズ売り場もあります。
毎年、キャンプ期間中はこの特設グッズ売り場が開かれるそうです。
つば九郎グッズや選手のグッズが所狭しと並びます。
選手直筆サイン入りの選手タオルもありました!これはファンにとって嬉しいですね><
長年この特設ショップの店員を務める看板親子にインタビューしてみました。
ショップ店員作業はもちろんのこと、東京ヤクルトスワローズの選手やスタッフのため飲食店の予約等、様々な雑用をやりますね(笑)
このお仕事を毎年やっていてのやりがいや楽しいことはありますか?
一番は球団の方々が喜んでくれることですね。そして、毎年こうやって来てくれることは本当に嬉しいことです。
東京ヤクルトスワローズの皆さんは西都の飲食店でよくご飯を食べます。その橋渡しを微力ながら担えているのかなと。
そうやって西都が元気になっていると思いますし、これからも大切にしていきたいなと思っています。
池山 隆寛 二軍監督にインタビュー
池山 隆寛(いけやま たかひろ):1965年12月17日生まれ、兵庫県尼崎市出身の元プロ野球選手(内野手、右投右打)。
現役時代は、豪快なスイングから「ブンブン丸」の愛称で親しまれていた。2020年より現職の東京ヤクルトスワローズ二軍監督を務める。
本当に素晴らしい街です。来たら安心します。
まずはケガ人を出さないこと、そのためにしっかりとこのキャンプで土台作りをしたい。
そして、1軍・2軍あげて「優勝」を勝ち取りたいと思います。
いっぱいありますね~(笑)
西都はおいしいものがいっぱいで、中でも「鶏と牛」は素晴らしいですよね。
私のおすすめグルメは、朱瑠璃、焼肉のしもふり家、江戸長、あかのや、うなぎの入船ですね。他もいっぱいありますが。
一番は「妻湯」ですかね。東京ヤクルトスワローズは妻湯さんに大変お世話になっており、いつも心身を癒してますね。
あとは、パワースポットである「西都原古墳群&石貫階段」ですかね~。ここに来ると20代からの思い出が蘇ります。歴史が詰まった良い場所ですよね。
毎年西都に来た際には、パワーをもらっていますね。
池山監督に教えてもらったグルメとスポットをいくつか取材してきましたので、以下にてご紹介します!
味房 朱瑠璃(しゅるり):西都市中央町2丁目8
1996年創業、こだわりの地元産おいしいお肉とお野菜を楽しめる居酒屋。
一番の人気メニューは「しゃぶしゃぶ」で、しゃぶしゃぶの肉は宮崎川南の「さんきょうみらい豚」。
驚くべきことに、しゃぶしゃぶでは「つけダレ」などは使わず、鍋に入っている「出汁」だけで食べます。これが非常に美味しく、出汁だけでも十分に楽しめます。
店主に聞いたところ、東京ヤクルトスワローズの選手&スタッフは朱瑠璃に来たら、必ずこの「豚しゃぶ」を頂くそう。
おいしい野菜をおいしい肉で包み、おいしい出汁でしゃぶしゃぶ。。美味しすぎます。
しゃぶしゃぶの〆には、余った出汁を手打ち蕎麦にかけいただきます。
こちらの蕎麦は、西都の蕎麦職人が朱瑠璃の出汁に合うよう特製で作っているそう。日によっては入荷がないこともあるので、「幻の蕎麦」です。
黒岩土鶏 のたたき
柔らかくジューシーさが特徴の山で自然飼育された
黒岩土鶏 と西都産の新玉葱。最高の味わいを楽しめます。
店内:東京ヤクルトスワローズの記念品
朱瑠璃 店主
朱瑠璃の店主さんにお話をお聞きしました。
東京ヤクルトスワローズの選手やスタッフが来てくれることは、どう思われていますか?
キャンプ中の2月は本当によく来てくれます。前の月から予約をするくらいご贔屓にして頂いております。
正直今まで野球に興味があまりなかったのですが、来てくれる選手を調べたりテレビで見たりと最近は楽しく野球を拝見しております。
そして、「選手と同じものを食べたい!」とヤクルトファンの方も多くお越しくださいます。本当にありがたいです。
朱瑠璃 外観
あかのや:西都市妻1613−3
昭和34年の創業以来、地元の方たちに愛されている老舗店「あかのや」さん。夜は焼肉、鍋料理、各種宴会などを中心に賑わっています。
今回は、ランチメニューで人気の「牛ステーキ定食」を取材しました。
定食には、ご飯、味噌汁、漬物、きんぴらが付いてきます。しかも食後にコーヒー(セルフサービス)まで頂けます。
ステーキ肉の分厚さ、ボリュームに驚きます。お肉の柔らかさ・ジューシーさ・旨味と甘辛いステーキソースが口いっぱいに広がります。
これはうまい!としか表現しようがありません。ごはんがあっという間になくなりました。
あかのや 外観
源泉掛け流し温泉 妻湯:西都市調殿687-5
西都原古墳群の麓に広がる広大な自然と一体化し、自然の恵みを味わえる類のない源泉掛け流し温泉「源泉掛け流し温泉 妻湯」♨️
泉質はナトリウム-炭酸水素塩温泉(弱アルカリ性)。無色透明・無味・無臭で飲料も可能なこの温泉は地下1483mから湧き出る太古の泉です。
妻湯の特徴は、泉温は46.1度で加温なしに注水される「完全」掛け流し温泉。トロトロで最幸の温泉です。
2つの贅沢な広さの室内風呂、庭園が目の前の露天風呂、ずっと入れる低温風呂があったりと充実の施設です。
また、妻湯にはヒノキが香る広々としたドライサウナがあり、ゆったりとした3段ベンチで20名ほどの利用が可能です。
サウナの温度は、下段でなんと「90℃」!上の段はさらに高温で、サウナー大満足のサウナです。
地下水で気持ちいい巨大水風呂や庭園を眺める外気浴スペースもあり、ととのうこと間違いなしです。
地下水くみ上げの巨大水風呂
庭園を眺められる外気浴スペース
店舗情報 詳しくはこちらから↓
宮本 賢治ファームコーディネーターにインタビュー
宮本 賢治(みやもと けんじ):1959年9月9日生まれ、兵庫県神崎郡市川町出身の元プロ野球選手(投手、右投右打)。
現役時代は、先発・中継ぎ両方をこなすアンダースロー投手として活躍。2017年より現職の東京ヤクルトスワローズ ファームコーディネーターを務める。
気候は温暖で、食べ物が最高においしい!
空気も水もお肉、お米、全てがおいしいですね。あと、人が優しい。
本当にキャンプ地として適している場所だと思います。
西都でキャンプを行うファームの意義は、選手の育成・一軍への調整・ケガのリカバリーなど一軍戦力のバックアップです。ケガをしない体・1年間の長いシーズンを戦える体を作っていきたい。
今年もしっかりとバックアップ体制を構築し、2024チームスローガンの「ヤり返せ!」の言葉通り、チームのペナントレース優勝・日本シリーズ優勝を目指したい。
いっぱいあるが、、やはり「居酒屋 吞気(のんき)」ですね。安くて、おいしくて、お店の雰囲気も良い。
西都に来ると必ず行くお店ですね。
西都原古墳群と石貫階段ですね。特に「石貫階段」!
というのも、石貫階段に現れる珍しい蝶々「アサギマダラ」を今年も見られるかな~と見に行くのが、西都に来る時の日課なんですよね。
西都原古墳群&石貫階段
西都原古墳群は、国の特別史跡の指定を受ける古墳群。四季折々の花が古墳を彩るのが有名で、年間100万人の観光客が訪れます。
春の西都原古墳群風景
古墳を背景に、菜の花や桜、ミツバツツジ、あじさい、ヒマワリ、コスモスと、四季折々のさまざまな花を楽しめる。
中でも多くの観光客を惹きつけるのは、30万本の菜の花と2000本の桜が咲く春。
西都原古墳
石貫階段
石貫階段は、石貫神社から西都原古墳群へ向かう169段の絶景の階段。珍しい蝶々「アサギマダラ」が見れることも。
宮本 賢治ファームコーディネーターは毎年この蝶々が見られるか楽しみに西都に来られるそうです。
宮本 賢治ファームコーディネーター撮影「アサギマダラ」
熱狂的なファンにインタビュー
球場での取材中、熱狂的なファンにもインタビューしてみました。なんと、お二人はかなりの遠方からこの西都に来ていました@~@
私たちは、長崎から来ました(笑)宮崎に「キャンプ地」巡りをしに来ました!
(彼女さん) 私は、ヤクルトファン歴15年目になりますね。(笑) ヤクルトが大大大好きです!
(彼氏さん) 僕は、恥ずかしながらヤクルトファン歴2年目です。。(笑) 彼女の影響で僕もヤクルトファンになりまして、僕は生まれが西都というのもあって、今回初めて二人で西都のヤクルトキャンプを見にきました。
(彼女さん) 今野選手※1ですね。
(彼氏さん) 小森選手※2です!
※1 今野 龍太選手:宮城県玉造郡岩出山町出身のプロ野球選手(投手、右投右打)。直球とカットボールを軸に投球を組み立てるリリーバー。
※2 小森 航大郎選手:福岡県北九州市出身のプロ野球選手(内野手、右投右打)。小柄ながら力強いバッティングを見せる内野手。
ファンから見た、西都のおすすめのグルメとスポットを教えてください。
西都のおすすめのグルメは、西都と言えばいうくらいの名店と思いますが「うなぎの入船」ですね。うなぎが最高に美味しいです。
おすすめスポットは、「西都原古墳群」と「妻湯」ですかね。
うなぎの入船:西都市南方3316−3
明治27年創業、言わずと知れた老舗のうなぎ屋。西都市内はもちろん、県内外より年間約25万人ものお客さんが訪れます。
うなぎ定食
うなぎは、創業当時から変わらない手法「炭火焼き」で焼かれ、非常に香ばしく美味です。
先代と東京ヤクルトスワローズ選手との写真
うなぎの入船 現4代目代表にお話をお聞きしました。
創業から変わらない「炭火焼き」、ガスは一切使いません。
炭で焼くことで臭みがなくなり、山椒は基本置かないようにしています。
炭火焼きの香ばしさと甘いタレで楽しんでいただければ幸いです。
ヤクルト選手はもちろんのこと、宮崎市から来てくれるヤクルト以外の野球選手もいます。
ヤクルトが西都に来てくれることは、西都市の活性化にとても大事なことだと思いますし、ヤクルト選手やスタッフの方々に西都を楽しんでもらえたら嬉しいですね。
うなぎの入船 外観
東京ヤクルトスワローズの2024年連載記事はこれにて終了
東京ヤクルトスワローズ 西都キャンプ連載特集 計4本の連載特集はいかがだったでしょうか?
取材していく中で、西都にとって「東京ヤクルトスワローズ キャンプ」は大変重要なイベントであることがわかりました。
取材させて頂いたヤクルト選手・スタッフ、そしてファンや西都市民、全員にハッピーな雰囲気を感じました。私もヤクルトファンになりました!
また来年も西都市をあげてみんなで東京ヤクルトスワローズを迎えたいですね!
最後に、取材させて頂いた東京ヤクルトスワローズ関係者の皆様、西都市民の皆様、本当にありがとうございました。
※以下にて、これまでの連載記事を確認できます。まだ読まれていない方はぜひチェックしてください。