『次の週末、何しよう?』
自由に過ごせる休日を楽しみに日々を過ごす方もきっと多いはず。
北陸の雪国から宮崎に越してきた私たち夫婦もそんな2人。
『せっかくなら、今住む土地や暮らしをたっぷり楽しみたい!』
さあ今週末、西都で何しよう?
秋を味わい学ぶ時間。ハニカムハーブ星草庵の野草教室。
ひんやりと過ごしやすくなってきた10月の週末。
前日の雨でしっとりとした木々茂る山の小道に車を走らせて、やってきたのは西都市の星草庵。
今日は、ずっと伺ってみたかった
ハニカムハーブ星草庵さんの森の野草教室に参加します。
ハーブや野草を学ぶフィールドワークや野草を使ったランチも楽しめるハニカムハーブ星草庵さん。
季節ならではの体験や景色を味わえるところも魅力。
雨に濡れてきらきらと雫を光らせる蜘蛛の巣たちに、迎えられながら星草庵までの道を歩きます。

星草庵を営む山元さんご夫婦がお出迎えしてくださり、早速案内してくださったのは星草庵を囲む森の木々たちのお話。栗、柿…たくさんの木々たちがもともと自生していたそう。

時折小雨がぱらつく天気だったので、早速フィールドワークに出発!
といっても歩いていくのは、どこにでもあるような小道。
野草茶として楽しむ植物を、道端で探しながら採取していきます。
ハーブと野草の先生、よしこさん。
外に出たそばから、野に咲く草や花々の解説をしてくださいます。

『植物の名前に「イヌ」が入ると、「役に立たない」という意味が入ってくるものもあって、効果がある野草とはいえないものもあるの(笑)』
『節のある植物は関節に効いたり、毒と呼ばれる植物も場合によっては非常食にもなり得たりするの。』
どこかで見たことがあるような身近な植物も、その名前や特徴、昔からの利用法を1つずつ丁寧に教えてくださるよしこさん。
いつもは気にも留めない茂みも、色々な植物やストーリーが溢れていると学ぶと見入ってしまいます。

有名な自然薯。小さな粒がむかごです。
長いつるを持つので、どこに自然薯があるかを探し当てるのは至難の業だそう。

ハゼラン。丸い実のようなものは蕾。午後3時ごろに小さな花を咲かせることから、
『サンジソウ』とも呼ばれるそう。

野ぶどう。綺麗な実ですが山ぶどうと違って、食用には適していないそうです。
よしこさんに教えて頂き、野を学び満喫するフィールドワーク。
チャーミングでキュートなたたずまいとは対照的に、鎌を持って果敢に野草を茂みに取りに行かれるよしこさんの姿も印象的でした(笑)。

楽しくて、綺麗な葉っぱやつるなど、全くお茶にならない植物も摘んできてしまった我々(笑)

一緒に参加していた方々が摘んでくださった、ヨモギやドクダミで野草茶を作ります。
野草茶作りと身体が喜ぶ野草ランチ&デザート
摘んできた野草を使って、いよいよお茶作り。
工程はとってもシンプルで採ってきた野草を綺麗に洗い、刻んで煎っていきます。
今回は抗菌作用も強いドクダミやヨモギをベースに、ハト麦の原種といわれるジュズダマやピンクの花がかわいいイヌタデなど、採取した植物も加えます。

フライパンで乾煎りしていると、チャイのようなとってもいい香りが漂ってきます。
サクサクさわさわという、植物が乾き混ざる音もなんだか心地よいです。

いい香りに満たされ、すっかり野草もカサが減ったところで、また別のいい香りが。
ハニカムハーブ星草庵さんお手製の野草ランチの登場です!!

この日のランチは、お野菜とスパイスたっぷりのスープ。
雑穀米入りのふかふかなひのひかりのごはんには、みょうがの塩漬けや自家製の栗の渋皮煮がトッピングされています。
野草入りの卵焼き、お豆腐にはつくし塩をぱらりとかけていただきました。
お野菜たっぷり。心も体も温まって、身体が喜んでいるような滋味深いランチでした!

ランチの合間に、よしこさんが作った野草茶を淹れてくださいました。

美しい黄金色のお茶。
ご用意してくださったデザートと一緒に頂きます。

デザートは栗の渋皮煮がのった杏仁豆腐。
旬の柿と無花果にはココナッツクリームがかかっています。

野草茶は、焙煎した時の甘く香ばしいチャイの香りをそのまま移したような香り。
味わいもとてもまろやかで、どこか甘さも感じます。
野草茶の味わいと杏仁豆腐の風味のペアリングがとても美味しくて!!
紅茶の香りだけでもう1杯杏仁豆腐が食べられてしまいそうでした(笑)
秋の自然をたっぷり学んで頂いた野草教室とランチ。
『まずは身の回りの簡単なものから。季節を通して何度も見たり採ったりするうちに、野草採取の間違いが少なくなり、学びも増えていく。』
『まずは自分にとって心地の良い野草から。』
身近な植物を暮らしに取り入れ、健やかに過ごすことの一端を学ばせていただきました。
【ハニカムハーブ星草庵】
住所:〒881-0112 宮崎県西都市山田4674
ゆるなび店舗ページ:
マッサージ、野草のランチとワークショップ「ハニカムハーブ 星草庵」
公式Instagram:
@hanikam_herb
そろそろ秋桜も見頃に!西都原古墳群でまったりピクニック。
美味しい時間と学びの後に向かったのは、
西都原古墳群。
私たち夫婦が初めてここを訪れたのは、かれこれ去年の桜と菜の花の季節。
いつ来ても季節の自然と触れ合える西都原古墳群。
この時期はウォーキングや軽い運動を楽しむ方たちで賑わいます。
お天気がよければサイクリングにも最高な季節です!

西都原古墳群は実は日本最大級の古墳群でもあり、300基以上もの古墳が公園一帯に点在しています。
『今まで何回も来てるけど、古墳群をしっかり見たことはなかったね。』
そんな気付きを夫と話しながら、自転車は苦手な私たち(私)は、西都原ガイダンスセンター このはな館周りを、のんびりと歩いてお散歩してみました。

お散歩のお供には、先日も伺った
『Coin de Nature』さんのペイストリー。
この季節限定のマロンパイとショソン・オ・ポムは、秋のピクニックにぴったりです!

ピクニックシートを広げてのんびりタイム。
『もう少ししたら秋桜も見頃になるんだって!』『また来たいね!』
ゆったり話しながら、今だけの景色と時間を満喫する穏やかな時間です。
西都の色で染める古代染めと、お香づくり
西都原を後にして、最後に2つの体験に参加。
今回は、
まちづくり西都KOKOKARAさんがツアーに合わせて開催した、古代染めとペーパーインセンスのお香づくりを特別に体験させていただきました!
「西都の色」で染める古代染めと、以前、西都の川遊びでも挑戦したお香づくり。どちらも楽しみにしていた体験です。

植物から取り出した色を使って布を染める草木染めの技法を取り入れた、古代に想いを馳せる染物の体験。
今回は西都原で育ったたまねぎの皮と桜の小枝を煮出した染液を使って、ハンカチを染め上げます。

模様をつけるためにハンカチを絞ります
渦ができるようにひねったり、綺麗に蛇腹折にして格子模様を作ったり…
作品例として提案してくださった絞り方をすべて無視して、謎の形に折りたたむ夫(笑)

絞ったハンカチは桜、たまねぎのどちらかの染液に漬けた後、
銅やミョウバンを溶かした媒染液に浸します。

ハンカチを浸している間に西都のおやつたちに舌鼓。
西都の老舗菓子屋である水野屋さんの『くろどら』『しろどら』は食べてみたかったおやつ!
大好きな中西牧場さんの『甘乳蘇』も。みなさんはご存じでしょうか!?

お香づくりは2度目の体験!
(お香づくりの記事はこちらから↓)
川辺がくれる特別な体験。SAITO RIVER PARKで過ごす大人の夏休み|レポート|西都ゆるなび
西都原で育ったミントやローズマリー、浄化作用の高いホワイトセージなど、思い思いに紙にハーブを詰めて撚っていきます。

2度目なので上品な量のハーブを入れて(笑)、上手にできました!

ハンカチも完成!
たまねぎで染めた夫のユニーク折りハンカチも、なかなかに良い模様になりました!
こんな風に自由な感覚で染められることも、草木染めの楽しみなのかも!

完成したハンカチには『My Saito Color』として、自分だけの色の名前を付けて。
私は桜で染めて、くすんだピンク色に仕上がったので、今日の秋の体験たちからインスピレーションを得て、『Autumn pink』と名付けてみました。
西都の自然に触れた週末。色と香りで学びの秋を振り返る。
翌日。作ったハンカチにアイロンをかけて仕上がりを眺めながら、お香を焚いてはじまる朝。
西都での時間を振り返っていると、星草庵で感じた金木犀の香りを思い出しました。
この秋、宮崎で初めての金木犀の香り。以前から秋になったら使いたいなと描き作っていた、金木犀のレターセットを取り出してみることに。

レターセットは金木犀や秋の花々を水彩画で描いたもの。
来る秋を待ち望みながら、まだ暑い夏のある日に作りました。
夫が染めたたまねぎ染めの山吹色ともピッタリの組み合わせで嬉しい。
摘んで持ち帰ってきた植物たちも飾ると、一気に部屋に秋が溢れました!

ペーパーインセンスのお香は、封筒にもさっと入るサイズで、素敵な西都のお土産にもなりそう。
たまねぎ染めのハンカチはお弁当やお菓子を包んで、ピクニックに持っていく予定です。

私がそんなことを考えている一方、夫はペーパーインセンスの燃え方に夢中で、終始お香を眺めています(笑)
部屋はホワイトセージの爽やかな香りに包まれているけれど、彼は気づいているのかしら(笑)
その日の午後、お土産に持たせてくださったハゼランも、かわいらしい花を咲かせましたよ。

秋の訪れとたくさんの学び。
香りや味わい、色…五感でたっぷり感じた西都での秋の1日。
今月末には西都原古墳群の秋桜も見頃になるので、また訪れる約束をして。
いつ訪れても発見と愉しさに満ちている西都です。