レポート｜宮崎県西都市で電動キックボードをレンタルしてみた

令和6年3月15日より宮崎県西都市で、宮崎トヨタ株式会社による電動キックボードのシェアリングサービス「ミヤトヨボード」が開始されました。

西都市内での設置場所は、令和6年3月31日時点で3箇所。

実際に使ってみないとわからないこともある！自転車との違いや、使い方についてご紹介します。

電動キックボードのメリットは？自転車との違い

「ミヤトヨボード」の最大時速は20km。一般的な自転車が時速10～15kmと言われているので、少し速いぐらいです。

ボードの幅は狭いので、利き足をボードの前方に置き、足を前後に置いてバランスを取ります。23.5cmの足を置いてこれぐらいの幅です。

実際に使ってみて、電動キックボードならではのメリットが3つあると感じました。

デメリットとしては、立ちっぱなしなので長距離移動になると足が疲れる点。

歩いていくには少し遠いけれど、バスやタクシーの到着を待って利用するほどでもない。そんな距離を移動するのにぴったりです。

電動キックボード「ミヤトヨボード」のレンタル方法

電動キックボード「ミヤトヨボード」を利用するには細かな規定もあるけれど、まず乗るために必要な条件が3つ。

WEBアプリを利用してレンタル・一時駐車（車両のロック）・支払いまでを行うため、スマートフォンがなければ利用できません。

利用前に電動キックボードが設置してある看板の手順に従い、事前準備をすませます。

会員登録では、電話番号の確認と身分証明書の撮影を行います。

道路交通法のテストを受講すれば準備完了！テストは難しくなく、それほど時間を要するものではありません。

○×で不正解になっても、正しい答えがわかるので、テストを受けながら電動キックボードの利用に必要な道路交通法を学べます。

準備ができたら、電動キックボードの車体にあるQRコードを読み込むと、ロックを開錠できます。

電動キックボードの使い方は？西都市「あいそめ広場」から「このはな館」まで移動してみた

電動キックボードを西都市内で利用できる場所は限られていて、料金は15分330円。

停車してロック中も利用時間に含まれるため、主な使い道はふらりとどこかに行くというよりも「設置場所間での移動手段」と考えると良さそうです。

利用開始の際に返却場所を選ぶものの、途中で返却場所の変更も可能です。電動キックボードを利用する際、ヘルメットは努力義務、安全のため推奨となっています。

操作方法は簡単で、片足で地面を蹴って助走してから、レバーを親指で押すと加速します。

最初はとまどったものの、原付バイクと同じ操作感なので数分ほど走ると慣れてきました。

車だと一瞬で通り過ぎていた景色も、電動キックボードで風を受けながら走っていると「こんな素敵な景色もあったんだ」という気づきも。

坂道も楽々で、西都原までの坂道では時速16～18kmくらいになりました。

坂道をのぼってしばらく走れば、西都原古墳群。春ならではの、西都原の菜の花＆桜のコラボレーションに癒される時間❀´-  

「西都原ガイダンスセンターこのはな館」に着いたら、電動キックボード設置個所（ポート）に返却。

返却した車両を撮影し、お支払いをして完了です。

「あいそめ広場」から「西都原ガイダンスセンターこのはな館」までの移動は、時速を考えたら15分以内につけるかな？と思っていたものの、道路交通法を守りつつ走ったら20分ほどでした。

返却後、グルメと春ならではの景色を楽しんでから、再び電動キックボードをレンタルして街中へ。自分で体験してみないとわからない面白さもあり、良い気分転換になりました。

ちょっとそこまで。いつもと違った方法でお出かけを楽しんでみませんか？

施設情報

MIYATOYO BOARD

サイクランドおくぐち