REPORT特集

キャンプの概要と歴史|2024東京ヤクルトスワローズ 西都キャンプ連載特集 1

2024.02.28



宮崎県西都市は、春の訪れとともに野球の活気で満ち溢れる場所となります。われらが東京ヤクルトスワローズが毎年この地で春季キャンプを行うのです。

今回は、東京ヤクルトスワローズ 西都キャンプ連載特集の第1弾!
キャンプとはどういうものなのか、西都市と東京ヤクルトスワローズはいつから繋がりを持ち始めたかなど、キャンプの概要と歴史について探ってみたいと思います。  

宮崎県はスポーツキャンプの聖地



宮崎は、プロ野球やJリーグのチームのキャンプ地として有名です。
キャンプとは、各チームがシーズン開幕前などに地元を離れて一定期間宿泊しながら練習や試合を行うこと。

宮崎キャンプと言えば、2023年世界一となった「WBC日本代表」のキャンプ地としても盛り上がりましたね~。

そのキャンプ地として、「宮崎」が良く選ばれるのはいくつか理由があるそうです。
・南国ならではの一年中温暖な気候
・年間快晴日数は常に上位をキープ
・各種スポーツ施設が充実している
・ごはんがおいしい
スポーツチームのキャンプにはもってこいの場所、それが「宮崎」なのです!


2024年宮崎春季キャンプスケジュール

宮崎県内各地で、毎年1月~3月ごろにかけ数多くのスポーツチームがキャンプを行います。
なんと、プロ野球より8球団、Jリーグより15チームが一挙に宮崎に集まります。


宮崎キャンプガイドマップ

そして、宮崎県も県をあげてキャンプをサポートしております。
宮崎県観光協会が発行する「宮崎キャンプガイドマップ」を見ると、どのチームがどこでいつからいつまでキャンプをやっているかが丸わかり。

さらには、キャンプ地を周遊する無料バスが運行したりと、キャンプ巡りを楽しめること間違いなしです。
各チーム、ファンや地域との触れ合いイベント等もあり、ファンや地域住民にとっては楽しい時期です。  

西都市に来るのは「東京ヤクルトスワローズ」!



宮崎県西都市でキャンプを行うのは、われらが「東京ヤクルトスワローズ」!
東京ヤクルトスワローズは、あの有名な「村上様」こと村上 宗隆選手も所属し、2021年・2022年連覇を果たした東京に本拠地を置くプロ野球チームです。

昨年2023年シーズンでは、セリーグ5位と低迷。今年2024年シーズンでは、「ヤり返せ! 」のチームスローガンのもと、優勝を目指します。


2024年チームスローガン  

東京ヤクルトスワローズと西都市の歴史


昭和63年 東京ヤクルトスワローズ写真@西都市(西都市役所提供)
西都市での東京ヤクルトスワローズキャンプは、昭和63年(1988年)2月からスタートし、今回(2024年)で37年目になります。

なぜ西都がキャンプ地に選ばれたのかは、当時の西都市及び地元の有志が集まり、西都でキャンプをしてほしいと誘致したことから始まったとされています。  


昭和63年 東京ヤクルトスワローズキャンプ写真@西都原運動公園野球場(西都市役所提供)


昭和63年 少年野球教室@西都原運動公園野球場(西都市役所提供)


広報さいと 昭和63年3月号(西都市役所提供)

広報さいと 昭和63年3月号(西都市役所提供)

キャンプ地:西都原運動公園野球場



西都市一の観光地「西都原古墳群」。そのすぐそばに位置する「西都原運動公園野球場」が東京ヤクルトスワローズのキャンプ地です。


西都原運動公園野球場 入口



入り口には、このような看板が!(笑)
さすがプロ野球選手。。ボールが球場を超えてくることがあるんですね~すごい。

縁の下の力持ち:横山さんへインタビュー


横山さん:西都市役所 スポーツ振興課 スポーツランド推進係長

西都市役所にて、東京ヤクルトスワローズのキャンプを主担当として支える「横山さん」にお話を聞きました。
 

横山さんはどのようなお仕事をされているのでしょうか?

私は、西都市をスポーツランドとして推進すべく、各種スポーツチームの誘致・受け入れ・宿泊及び飲食等のコーディネートなどを行っています。
宮崎・西都は、晴れが多く、日照時間も長く温暖で、ご飯がおいしい。これらの特徴からキャンプに向いていると考えております。
 

毎年ヤクルトが来てくれることは、どのように思っているでしょうか?

本当に嬉しい、それに尽きますね。西都市の皆さんが喜んでくれる、またヤクルトが西都に来てくれるお陰で、西都市の「知名度アップ」や観光客の外貨獲得による「経済効果」などが見込めます。
やはり、あの「ヤクルト」が来てるのかとなると、他のスポーツチームもキャンプ合宿や大会を西都でやってくれる。本当に効果が大きいですね。
 

このお仕事のやりがいを教えてください。

先ほども話したように、このヤクルトキャンプは「西都市の活性化」に繋がります。私の働きがその一助となっていれば光栄ですし、それがやりがいですね。
また、ヤクルト選手やスタッフの方々が元気で喜んでくれる、その姿を見られるのも、この仕事をやっていて良かったなと思えるところです。
 

横山さんの好きなプロ野球球団はどこでしょうか?(笑)

もちろん「ヤクルト」に決まってるじゃないですか!!(笑)
私の地元は西都なので、小さい時からずっとヤクルトを間近で見てきました。ヤクルトが大好きです!
私は現職に就いてまだ2年目ですが、今このように大好きな「ヤクルト」を支える立場となって、嬉しい限りです。
これからもヤクルト、そして西都市の発展のために日々業務にあたります。  

西都市に点在する記念品の数々


西都市役所2階 スポーツ振興課前 記念品

東京ヤクルトスワローズが西都に来始めたのは、昭和63年(1988年)。
この長い歴史の中で様々な記念品が西都の各地に点在しています。その中からいくつか紹介していきます!

このはな館



西都原古墳群のほど近くに位置する「このはな館」。西都のお土産などが数多く並ぶ中、東京ヤクルトスワローズの記念品ショーケースがあります。



メジャーリーグでも活躍した「青木 宣親」選手のユニフォーム



Mr. トリプルスリー「山田 哲人」選手のユニフォーム



東京ヤクルトスワローズで活躍する有名選手の実際に使用したバットが展示されています。



有名投手が使用したグローブと直筆サイン入りのボールもありました。いや~興奮しますね!

西都原運動公園野球場



東京ヤクルトスワローズがキャンプを行っている「西都原運動公園野球場」にも貴重な記念品があります。



これは、2020年 東京ヤクルトスワローズ 春季キャンプ記念で作られたもので、切り株にその際来ていたヤクルト選手の直筆サインが施されています。



少し見えにくいですが、現地に行くとばっちりサインを確認することができます。



かの有名な「村上 宗隆」選手のサインもありました!村上様も西都に来ていたのですね~><

次回予告!

東京ヤクルトスワローズ 西都キャンプ連載特集 第1弾「キャンプの概要と歴史」は、いかがだったでしょうか?

続く第2弾では、西都市で行われる歓迎セレモニーや少年野球教室の様子など、「東京ヤクルトスワローズ 大盛況の市民イベント」について紹介していきます。
ぜひこちらもチェックしてくださいね!

この記事を書いた人

マル

2023年4月に西都にUターンしてきたマルです。私の大好きな故郷 西都の魅力を発信していきます!

生まれは西都、育ちは大阪/高槻市。

西都に来る前は、国際宇宙ステーション(ISS)の管制官業務やJAXA宇宙食及び生活用品の研究開発業務等を行っていました。

現在、西都市地域おこし協力隊として活動しながら、サウナ屋店主としても活動中です!