REPORT特集

藤﨑秀一さん西都市地域おこし協力隊卒業インタビュー

2023.12.06



こんにちは!ライターのまつです。みなさんは地域おこし協力隊をご存じでしょうか?

人口減少や高齢化などが進んでいる地方が地域外の人材を受け入れ、地域協力活動を行い、定住・定着を図る総務省の取組が「地域おこし協力隊」です。現在西都市にも地域おこし協力隊が7名在籍しております。

今回は私の先輩である地域おこし協力隊の藤﨑秀一さんが2023年12月をもって3年間の任期満了に伴い卒業されるということでインタビューをさせていただきました。

藤﨑さんのこれまでの活動や今後の展望など、3年間在籍した藤﨑さんだからこそお聞きできる話がたくさんありましたので、ぜひ最後までご覧ください。

地元である西都に力を注ぎたいという想い

ーー地域おこし協力隊になったきっかけは何だったのでしょうか?



40歳を機に人生半分来たかなというところで、本当にやりたいことって何かなと考えてたんですよ。

人生振り返った時に人のためになる仕事がしたいと思い色んな仕事を探していたら地域おこし協力隊の募集を見つけて面白そうだなと思い応募したのがきっかけです。

ーーその中で西都市を選んだ理由はありますか?

協力隊になる前は宮崎市や日向市で働いてたんですが、いろんな地域の協力隊の募集を見ていて、地元である西都市に力を注ぎたいと純粋に思いました。

スキルや好きなものを通じて人のためになる仕事を模索

ーー地域おこし協力隊でやりたいことは決まっていましたか?



前職が携帯ショップの店長だったんですが、スマホの操作方法とかお困りごとを相談されることが多かったんですけど、立場上スマホを売らないといけないということもあり心苦しい思いをしていました。

協力隊になったら困っている方の手助けになるような仕事をしたいと考え、そいういった高齢者の方に向けてスマホ教室をやろうと思っていましたね。

あとはずっと趣味で映像制作をやっていたんですけど、作った映像を友人にプレゼントして喜んでもらえることがあったりしていたのもあって、映像を使って地元をPRしたいという思いもありました。

協力隊の活動を通じて様々な出会いも

ーー地域おこし協力隊の活動で印象に残っていることはありますか?



地域おこし協力隊に任命されてから協力隊仲間とYouTubeのチャンネルを作って、西都市のいろんな場所に取材に行って映像を撮りまくっていたのはとても印象に残っています。

あの頃が一番楽しかったですね。特に滝行体験の映像を撮ったのはよく覚えています。突撃でいろんな人のところに行っても嫌がられることなく、とても良くしてもらいました。



新富の地域おこし協力隊の方たちとも交流があってイベントに参加したりして、地域は違いますけど、同じ協力隊仲間から刺激をもらったりして、こういった交流も良い経験になりました。

積極的に活動して駆け抜けた3年間

ーーその後の協力隊活動は順調に進んでいきましたか?



まずは命令業務の移住支援の仕事をしっかりやった上で、自分の自主企画である映像制作とスマホ教室の事業を進めていきました。

ありがたいことにその中で映像のお仕事もいただけることが増えて、そこで撮影技術もどんどん身につけていきましたね。今でいうトライ&エラーを繰り返していました。



仕事が入るたびに調べて撮影。現場に行く前に西都原でテスト撮影してみたりと、とにかく必死でした。

とりあえず協力隊のうちは最初の1年はギブだけ。頼まれたら何でもやっていました。ノーは言わないと決めていましたね。1年、結局2年くらい全部イエスでやっていました。

その時の知り合いが今も残っていただいているのはとてもありがたいですね。



スマホ教室の方は協力隊仲間の働き掛けで最初に公民館で実施したのをきっかけに、市役所と連携してやっていたりと、どんどん動いていきました。

スマホ教室は自分のスキルを活かして地域の課題の解決に繋がりますし、何より直接ありがとうと感謝されるのが嬉しいです。

今振り返ると順調に進めることができたので恵まれていたなと感じます。

いろんな人とのつながりで仕事が決まったり、活動の幅が広がっていったので。とにかく幸運でした。


(藤﨑さんが撮影編集したPR動画)

協力隊卒業が迫った今の想い

ーー地域おこし協力隊を卒業してからのビジョンはありますか?



まずやろうと思っているのはスマホ教室の実店舗を作ることです。今は出張専門のスマホ教室なので実店舗を構えてしっかり営業していきたいと考えています。

やはり今まで培ってきたスキルが活かせるのでスマホ教室を軸に会社としてどんどん伸ばしていきたいです。

映像の方はケーブルTVの撮影の仕事や、チームを組んでウエディングの撮影、映像講師の仕事を中心にやっていきます。



元々映像は好きだからやっているので趣味でもいいのでずっと続けていきます。本当に大丈夫か?という不安はありますが、その不安が表に出ないように新しいことを乗っけていってますね。

3つくらいやりたいことがあってその1つがダメになったとしてまだ2つ乗っかっている。不安が顔出さないようにいつも押さえつけてるんですよ。

昔から何かを1つ極めてできない性格でいわゆる器用貧乏って言い方されてきたんですけど、自分にとって2、3つ同時に事業をやっていくのがちょうどいいんだと思います。

西都市のお気に入りスポット・グルメ

ーー最後に西都市で藤﨑さんのお気に入りのスポットを教えてください



一ツ瀬川の山角橋の河川敷の広い芝生は僕の滑走路だと思います。そこでスケボーをしたり、誰もいないときはドローンの練習をしたりしていますね。

ここで西都の街並みをドローン撮影したんですが結構綺麗でした。
 

 













飲食店はうらしまが特に好きです。ラーメン好きなんですけど、うらしまのうどんはコシがあってツユも美味しいので定期的に食べたくなります。

友人にもおすすめしたらみんなリピートして通っているみたいです。

藤﨑さんの今後の活動にますます期待

お話を聞いて何事も前向きな姿勢で取り組んできた3年間が今に繋がっているんだなと感じました。

インタビューの時に限らず日頃からどんな質問にも100%で答えてくれる頼りになる先輩です。

今後も西都市を中心に活動されるとのことで、映像制作やスマホ教室などで街を盛り上げていってくれる藤﨑さんの活躍が楽しみです。

会社情報

      
会社名 FUJISAKI EIZO DESIGN
電話 090-3987-8580
住所 〒881-0115 宮崎県西都市大字上三財2915-2-3
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この記事を書いた人

まつ

2023.01に宮崎県西都市に移住しきたまつです。

西都市地域おこし協力隊として移住者目線で西都の魅力を発信しています。

また、出張カメラマンとしても西都市を拠点に活動しています!