2023.10.30
全国でも珍しい青い鳥居|速開都比売神社を巡る
by まつ


矢野さんは高校卒業後、料理の道を志して大阪へ。調理師専門学校で基礎を学び、卒業後は市内の割烹料理店をはじめ、複数の店舗で経験を重ねていきました。
24歳まで料理人としての腕を磨きながら、多忙な現場の中で技を身につけていきます。
そんな中、父が営んでいた寿司店「だるま寿司」を現在の場所へ移転する話が持ち上がります。新たな場所で再出発するというタイミングにあわせて、矢野さんも西都市へ戻ることを決意。
家族で力を合わせて新しい店舗を立ち上げる運びとなりました。こうして1984年10月11日、「だるま亭」がオープン。父、弟、矢野さんで始めた店は、地域に根ざした居酒屋として新たなスタートを切りました。
その後、父が体調を崩して現場を離れ、弟も店を離れることに。
気づけばお店に立つのは、矢野さんと奥さまの二人だけとなりました。支え合いながら、来る日も来る日もお店に立ち続けた日々。その積み重ねが40年の歴史となり、今もなお変わらず地域に温かい食と会話を届け続けています。


最初は家族6人で始めたんですけど、しばらくして父が現場を離れることになって、弟もその前に店を離れて。結局、私と妻のふたりでやることになったんです。
当時は本当にふたりとも休む間もなく働いていました。12月と1月は60連勤なんてこともありました。食洗機なんてない時代で、洗い物も全部手洗い。
「休む」という選択肢はなく、「やるしかない」という気持ちだけで乗り切っていましたね。毎日が、まさに勝負でした。

やっぱり一番は、いろんな人と出会えることですね。ホテルの隣という立地もあって、地元の方はもちろん、県外からのお客さんも多かったです。
プロ野球選手、芸能人、行司さん、太鼓の演奏者さんまで、本当にいろんな人が来てくれました。今でも手紙や贈り物をいただくことがあって、そういうのがすごく励みになります。
あとは、1人で来る常連さんも多いんです。話し相手がほしいから来てくれる人とか、「ここに来たら誰かと話せる」って言ってくれるのがうちは嬉しいんですよね。

今は夫婦ふたりで切り盛りしているので、自分たちのペースで無理なく続けられたらと思っています。子どもたちも巣立ちましたし、孫にお小遣いをあげるくらいの余裕は持っていたいですね(笑)。
今でも鮎やヤマメは今でも山に入って自分で獲っています。川に潜ってモリで突いた天然もの。仕入れではなく、自分の手で獲ったものを出す。それがだるま亭のこだわりなんです。
そうした料理を楽しみにして通ってくれるお客さんがいる限りは、まだまだ頑張ろうかなと思っています。
「だるま亭」のいちばんの魅力は、何といっても天然ものへの揺るぎないこだわり。
鮎やヤマメは、店主自ら山に入り、川に潜ってモリで突いてくる天然もの。天候や川の状態に左右されるため、鮮度が命の「せごし」は、まさにその日限りの特別な味です。タイミングが合えば、ようやく出会える一皿でもあります。
一方で、「鮎の塩焼き」は比較的安定して楽しめる人気メニュー。香ばしく焼き上げた身には、天然ならではの旨みがぎゅっと詰まっています。
さらにアオリイカも、店主が県北や大分まで足を運び、自ら釣って仕入れるこだわりぶり。
野菜にもぬかりはなく、西都産のとれたて野菜をふんだんに使用。素材本来の味を生かす調理を心がけ、旬の恵みを丁寧に届けています。
また、牛焼肉丼をはじめ、カレーや丼もの、雑炊・お茶漬けなどの食事メニューも充実。しっかり食べたい方にも嬉しい品ぞろえです。
自然の恵みをそのまま味わえる料理の数々。その時にしか出会えない味を楽しめるのも、「だるま亭」ならではの魅力です。
だるま亭は、店主自らが天然のアユやヤマメを獲りに行く、こだわりのお店。
素材の味を大切にした丁寧な料理と、店主ご夫婦のあたたかな人柄が、訪れる人を迎えてくれます。
「また来たい」と思わせるのは、料理のおいしさだけではありません。どこか懐かしく、心がほっとするような時間が流れているから。
そんな空気を感じに、ぜひ一度足を運んでみてください。
2023.01に宮崎県西都市に移住してきた「まつ」です。
西都市地域おこし協力隊として、移住者目線で西都の魅力を発信しています。
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