REPORT特集

宮崎県西都市「天然鮎専門店 鮎味亭 天空地水」店主インタビュー|天然鮎を堪能できる一軒の歩み

2025.09.11



宮崎県西都市の 天然鮎専門店 てんねんあゆせんもんてん  鮎味亭 天空地水 あゆあじてい てんくうちすい は、2021年創業の地元から愛される「飲食店」の一つです。

押川 英文 おしかわ ひでふみ さんに、お店のこだわりや思い、今後の展望などについてお話しを伺ってきました。「天然鮎専門店 鮎味亭 天空地水」ならではの魅力をぜひ知ってくださいね。

西都市の鮎味亭 天空地水|創業ストーリーと店名の由来

「鮎味亭 天空地水」の店主である押川さんが、なぜ宮崎県西都市に飲食店を開業するに至ったのか。その経緯と店名の由来についてご紹介します。

「鮎味亭 天空地水」開業までの道程



西都市で生まれ育った押川さん。大学進学を機に上京し、卒業後は横浜で15年間、高校の保健体育の教員として働きました。その後は地元へUターンし、サービス業や福祉の分野など、幅広い経験を重ねます。

その一方で、趣味として親しんできた鮎釣りは生活の大切な一部でした。なかでも西米良の川で育つ天然鮎には「他にはない格別の味」があり、この美味しさをもっと多くの人に伝えたいという想いが募っていきます。

そして60歳を過ぎ、人生の節目を迎えた頃に新たな挑戦を決意。実家を改装し、2021年に「鮎味亭 天空地水」を開業しました。川で培った経験を生かし、天然鮎の魅力を料理を通して丁寧に届けています。

店舗名の由来



「鮎味亭 天空地水」という名前には、店主の想いが込められています。「鮎味亭」は、鮎を専門的に扱う店であることを示すものです。

一方「天空地水」は四つの言葉から成り、「天」は天然の恵みをいただくこと、「空」は空腹を満たす料理を届けること、「地」は地産地消を大事にすること、「水」は命の源である水への感謝を意味します。

自然と人への感謝を忘れず、鮎の美味しさを伝えていきたいという願いが、この店名に込められています。

鮎味亭 天空地水 店主インタビュー|苦労と喜び、そしてこれから

「鮎味亭 天空地水」の店主である押川さんに現在に至るまでの苦労や喜び、そして今後の展望についてお話を伺いました。

お店を続けていくなかで大変だったこと



大変だったことはあんまり感じてないんですよ。元々料理が好きで、大学時代から自炊でいろいろ作っていましたからね。だから料理をすること自体が苦じゃないし、むしろ楽しみです。

お店を続けてきて良かったこと



やっぱり一番は新しいお客さんと知り合えたことですね。人とのつながりが広がりましたし、料理を喜んで食べてもらえるのが本当にうれしいです。

それから、昔の教え子がわざわざ遠くから来てくれたり、一緒に働いていた仲間が顔を見せてくれたりもしました。

西都でキャンプをするヤクルトの選手が来てくれることもあって、思いがけないご縁が広がっていくのも、このお店を続けてきて良かったことのひとつですね。

今後の展望



宣伝はあまりしてないんですよ。もともと地域の方に食べてもらいたいという気持ちが強かったからですね。

だけど、西米良の天然鮎をもっと多くの人に知ってもらうためには、これからは少し発信していってもいいのかなとも思っています。

今年は鮎も順調に獲れていますし、美味しい状態の鮎をしっかりお客様に届けていきたいですね。

鮎味亭 天空地水のこだわり



「天然鮎専門」を掲げる鮎味亭 天空地水では、西米良の清流で獲れる天然鮎だけを使用。養殖ものは一切扱わず、店主自らが川に立ち、鮎を釣り上げて確かな目で選び抜いたものだけを提供しています。



お店は完全予約制で、2名以上のご利用で5日前までのご予約が必要です。昼は3,500円から、夜は5,000円からのコース料理が中心。

内容は季節や仕入れによって変わり、同じコースでもその時々で違う鮎の表情を楽しめるのが魅力です。



定番の塩焼きに加え、鮎飯や鮎の甘露煮、骨や頭から出汁を取った芳醇な鮎のハケスープなど、多彩な一皿で鮎の美味しさを堪能できます。

さらに夜のコースでは、店主の妻が手がけるスイーツも添えられ、食後のひとときをやさしく彩ります。夫婦二人三脚で切り盛りする温かな雰囲気も、鮎味亭 ならではの魅力です。



また、お弁当、オードブルなどのテイクアウトにも対応。地域の集まりや行事でも親しまれ、地元の人々の暮らしにも溶け込んでいます。

西米良で獲れる天然鮎を味わおう

西米良の清流が育んだ天然鮎を、多彩な料理で味わえる「鮎味亭 天空地水」。店主が自ら川に立ち釣り上げた鮎は、ここでしか出会えない特別な一皿となって食卓に並びます。

丁寧に仕立てられた料理を囲めば、自然の恵みと人の想いが一体となった豊かな時間を感じられるはずです。

この記事を書いた人

まつ

2023.01に宮崎県西都市に移住してきた「まつ」です。

西都市地域おこし協力隊として、移住者目線で西都の魅力を発信しています。