こんにちは、ライターのマルです。
この特集記事では、宮崎県内で唯一「茶道用の抹茶」の生産を行う西都市茶臼原の製茶園「有限会社 マルイシ
ゑ ん」に取材してきました。
気になる「お茶畑・生産工場」に潜入取材し、いろいろと教えてもらいました!
抹茶とお茶の違いや抹茶を作るのは難しいのか?など素朴な疑問から始まり、「(有)マルイシゑん」の抹茶を楽しめる店舗まで調査しましたので、ぜひ最後までご覧ください。
宮崎で唯一抹茶生産を行う「マルイシゑん」とは?
マルイシゑん 代表 石川さん
宮崎県西都市茶臼原、お茶にピッタリな名前のこの地域に、宮崎県で唯一茶道用抹茶生産を行う「マルイシゑん」はあります。
約8.5ヘクタールのお茶畑を有し、有機栽培で安心安全な抹茶の生産を行っています。
その広大な茶畑で「茶道用抹茶」が採取できるのは、なんと12アール(全体の1.4%)。
「茶道用」抹茶は料理用等で使われる抹茶に比べて、とてつもなく高品質でないといけないとのことで、大変貴重なことがわかります。
マルイシゑんのお茶畑
そもそも抹茶とお茶の違いって?
そもそも抹茶とお茶(
煎茶 )の違いって、皆さんわかりますか?
マルイシゑん 代表の石川さんによると、抹茶とお茶の葉っぱは一緒。葉自体をすりつぶし粉末にして食すのが「抹茶」、葉の浸出液を食すのが「お茶(
煎茶 )」なのだそう。
そして、抹茶とお茶(煎茶)は栽培方法も異なります。
一般的にどちらも茶畑に黒い幕を被せる「被覆栽培」にて育てられますが、煎茶は一週間程度の被覆、抹茶は20日以上被覆します。
被覆栽培
煎茶は被覆期間が短いため、抹茶の葉より日光が良く当たり、光合成によってテアニン(旨味成分)がカテキン(苦渋み成分)に変化するなどの反応が進み、煎茶として最適な味となります。
それに対し抹茶は、光を遮断することでお茶の光合成が阻害され、旨味成分であるテアニンがカテキンに変わる量が少なくなり、うま味が多く苦みの少ないお茶になり抹茶として最適な味になります。
また、色についてもお茶(煎茶)のものより、あおみが増し濃ゆい色になります。
「マルイシゑん」のこれまでの歴史
(有)マルイシゑんの抹茶「みやざき有機抹茶ひなた」
マルイシゑんは、2024年でお茶事業を始めて50周年になります。
20年前に煎茶生産を全てやめて、未来を見据えて市場規模拡大が見込まれる「抹茶」生産に切り替えました。
また、10年前からはより良い抹茶生産を目指し有機栽培の抹茶生産を行っています。
茶葉を採取する乗用型摘採機
今では国内の煎茶事業はものあまり状態で、海外輸出においても20%が煎茶・80%が抹茶と、抹茶の需要が高まっています。
海外のバイヤーも求めている抹茶!?
フランスから来訪したバイヤーと石川代表
マルイシゑんの抹茶は有機栽培にて栽培され、去年からは無農薬栽培にも着手し、海外からも注目されています。
また、マルイシゑんの茶道用抹茶が「2023AVPA Paris 世界お茶コンクール」で最高の金賞を受賞したことも追い風となり、海外からのバイヤーが良く訪れるとのこと。
手もみ茶体験を楽しむ海外のバイヤーさん
代表 石川さんは海外から訪れるバイヤーに向けて「手もみ茶体験」などのおもてなしを行うので、大変喜ばれています。
マルイシゑんの自社工場に潜入
マルイシゑんのお茶畑で採取された茶葉は、併設されている自社工場に直ちに運ばれ、荒茶※にするまでの作業(製茶作業)が行われます。
※荒茶:収穫した生葉を蒸し、乾燥等の工程を経て、茶葉の酸化をとめたもの。
自社工場 外観
製茶作業の中で、職人によるお茶の確認も随時行われます。
石川代表自らお茶の確認を行う
宮崎・西都で「みやざき有機抹茶ひなた」の味わいを楽しめるお店をご紹介
ここでは、マルイシゑんの抹茶「みやざき有機抹茶ひなた」を使用したスイーツや抹茶を楽しめる、西都市内の店舗を紹介していきます!
西都市茶臼原|有機抹茶のクリームパン「茶臼原ベーカリー」
有機抹茶のクリームパン
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住所
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〒881-0037 宮崎県西都市茶臼原306(Googleマップ)
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営業時間
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10:00~16:00(売り切れ次第終了)
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定休日
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金曜日〜月曜日 ※お店のinstagrmを要チェック
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駐車場
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あり
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マルイシゑんから車で1分ぐらいの距離にある、さまざまなパンが並ぶベーカリー「茶臼原ベーカリー」。
ここでは、マルイシゑんの有機抹茶を使用し作られた「有機抹茶のクリームパン」があります。甘さは控えめで抹茶のおいしさを存分に感じられます。
茶臼原ベーカリー 外観
西都市右松|抹茶のパウンドケーキ「タルト屋エイム」
抹茶のパウンドケーキ
宮崎でとれた新鮮で安全なこだわりの素材でつくられたケーキを楽しめるカフェ「タルト屋エイム」。
ここでは、マルイシゑんの有機抹茶を生地&仕上げに使用した「抹茶のパウンドケーキ」があり、鮮やかな抹茶の風味を楽しめます。
タルト屋エイム 外観
西都市黒生野|抹茶シェイク「haru's cafe」
抹茶シェイク(ホイップ&キャラメルソース トッピング)
おしゃれなシェイクをドライブスルーやテイクアウトで楽しめるカフェ「haru's cafe」。
ここでは、マルイシゑんの有機抹茶を使用し作られた「抹茶シェイク」があります。おすすめのトッピングは、ホイップとキャラメルソースのトッピングとのことです。
haru's cafe 外観
西都市小野崎|お抹茶「輪茶和茶」
お抹茶(宮崎県産ひなた抹茶)
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住所
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宮崎県西都市小野崎1丁目76 西都ショッピングセンターパオ 1F(Googleマップ)
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営業時間
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10:00~19:00
【カフェ】10:00~17:00(LO16:30)
【テイクアウト】10:00~18:00
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定休日
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月曜日(祭日の場合翌日)
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駐車場
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PAO駐車場
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西都市の三財にて茶園を営む「しのはら製茶」が"お茶とおやつで、日常にちょっとした幸せなひとときを提供したい”という想いからOPENしたお茶カフェです。
西都で唯一「ひなた抹茶」を購入できる場所で、ひなた抹茶といっしょにお茶に合うスイーツも合わせてご飲食できます。
輪茶和茶 外観
マルイシゑんの「これからの展望」
最後に、(有)マルイシゑん 代表の石川さんにこれからの展望についてお聞きしました。
(有)マルイシゑん 代表の石川さん
茶道の世界で、「有機栽培抹茶」というのは、美味しくないという認識が広まっていますが、「みやざき有機抹茶ひなた」はほっと心に沁みる抹茶として多くの方々に好評を得ています。
またお菓子作りや抹茶ラテ、はたまた健康食品としての抹茶の活用にも大好評です。
そして多くの茶業関係者の協力のもと世界中で「orgnic matcha」という認知が増えており、生産者冥利に尽きます。
日本中探しても他には無い「茶臼原」という、まさに「抹茶」を作るための地名は「天命」と感じています。
これからも誠実に、お茶に向き合い生産し続けることが「天職」と信じて頑張りたいと思います。
宮崎唯一の抹茶生産を行う製茶園を取材してみて
今回は「マルイシゑん」を取材してみて、抹茶が大変貴重なこと、そしてその貴重な抹茶が西都で生産されていることに驚きました。
興味がわいた方は、まずは気軽に西都市のお店で「マルイシゑん」の抹茶を使用した絶品スイーツをぜひ!
また、「マルイシゑん」の敷地内には、誰でも入れる「茶臼原展望台」があります。上からの景色は広大なお茶畑を見渡せる絶景で、木のブランコやベンチもあるので、こちらもぜひ立ち寄ってみてくださね。
マルイシゑんがある西都市茶臼原地域の「遊び場・お出かけスポット」をまとめた特集記事もありますので、こちらもぜひチェックを^^