REPORT特集

宮崎県西都市「絵本カフェのらりくらり」店主インタビュー|心温まる大人だけの癒しの空間

2025.01.23



2019年4月、宮崎県西都市にオープンした『絵本カフェのらりくらり』は、絵本が楽しめるカフェです。

店主の 菊池 楊子 きくち ようこ さんに、こだわりや思い、今後の展望についてお話しを伺ってきました。「絵本カフェのらりくらり」ならではの魅力をぜひ知ってくださいね。

西都市の絵本カフェのらりくらり|創業ストーリーと店名の由来

「絵本カフェのらりくらり」の店主である菊池さんが、なぜ宮崎県西都市で絵本カフェのお店を開業するに至ったのか。その経緯と店名の由来についてご紹介します。

「絵本カフェのらりくらり」開業までの道程



店主の菊池さんは、西都市の幼稚園で35年間教諭として勤め、多くの子どもたちや保護者と向き合ってきました。

その経験を通じて、子育てに忙しい親御さんたちが自分の時間を持つことの大切さに気づき、そんな方々が一息つける「癒しの場」を作りたいと考えるようになりました。



菊池さんが憧れたのは、アメリカの絵本画家ターシャ・テューダーさんや、イギリス出身のハーブ研究家ベニシア・スタンリー・スミスさんが生み出す、自然と調和した豊かなライフスタイル。

その影響で、ガーデニングを始め、自身で育てたハーブを使ったお茶やお菓子を作るようになりました。

さらに、長年の教諭生活で集めた数多くの絵本への愛情も相まって、「子育て中の親御さんが少しだけ子どもから離れて、自分自身の時間を楽しむ場所」を提供したいという想いが結実。

こうして絵本とハーブティーが楽しめる癒しの空間「絵本カフェのらりくらり」をオープンすることになりました。

店舗名の由来



「絵本カフェのらりくらり」という店名には、自然の癒しと懐かしい温もりを感じられる空間への想いが込められています。

野良でリラックス、蔵でリラックスという二つの言葉を組み合わせて、「のらりくらり」という店名が生まれました。

「野良でリラックス」は、畑や庭の花々を愛でながら自然と心がほどけるひとときをイメージした言葉。

「蔵でリラックス」は、蔵の中で絵本やグッズに囲まれながら、静かで穏やかな時間を楽しむひとときを表しています。

絵本カフェのらりくらり店主インタビュー|苦労と喜び、そしてこれから

「絵本カフェのらりくらり」の店主である菊池さんに現在に至るまでの苦労や喜び、そして今後の展望についてお話を伺いました。

お店をやっていて大変だったこと



お店はもともとあった蔵をリノベーションして作ったんですけど、強いて言えば、カフェ営業するための厨房を作るのが一番大変でしたかね。

厨房は仕切る必要があるなどの決まりがあり、思っていた以上に改装に手間がかかりました。

お店を続けてきて良かったこと



やっぱり、一番嬉しいのは「ここに来ると落ち着く」って言ってもらえることですね。

お店を始めたときから、大人がゆったりと過ごせる空間を作りたいと思っていたので、それがちゃんと伝わっているんだなぁと感じると、嬉しくなります。

大人でも絵本が好きな方って意外と多いんですよね。

「懐かしい!」とか「子どものころ読んでた!」って、目を輝かせながら手に取る姿を見ると、こちらまでほっこりした気持ちになります。

なかには、絵本を読んで涙を流す方もいらっしゃるんですよ。

絵本をきっかけにお客さん同士で自然と会話が生まれたり、「次はこれを読みに来よう!」なんて笑顔で話してくださるのを見ると、この場所が人と人をつなぐ場になっているんだなぁと感じます。

私も、お店を通じてたくさんの素敵な出会いがありました。

絵本好きな方、ハーブ好きな方、旅の途中でふらっと立ち寄ってくださる方など、本当にいろいろな方が訪れてくださいます。

時々、ワークショップを開いたり、この間はお客さんの弾き語りライブを開催しました。

そういうときは、お店がいつもとは違う雰囲気になって、私自身もワクワクしながら楽しんでいます。

絵本カフェのらりくらりのこれから



大人の皆さんがほっと一息つける、そんな癒しの場所でありたいです。

絵本って、絵からお話に入れるから、気軽に楽しめるのがいいですよね。

読書離れが進んでる今だからこそ、こういう場所が必要なんじゃないかなって。

うちのカフェが、いつでもふらっと立ち寄れる実家みたいな存在になったら嬉しいですね。

気取らずに、でもどこか懐かしくて心地いい、そんな空間を目指してます。

これからも、自分のペースで無理なく続けていきながら、訪れた方々がくつろげる場所でありたいなと思ってます。

絵本カフェのらりくらりのこだわり

全国的にも珍しい絵本が楽しめるカフェ「絵本カフェのらりくらり」の魅力を探っていきましょう。

大人にこそ楽しんでほしい、心を癒す絵本の世界

のらりくらりは「大人のための」絵本カフェ。お子さまのご入店はご遠慮いただいています。

それは、大人こそ絵本の世界に浸り、ゆったりとした時間を楽しんでほしいから。店主がそんな想いを込めて作った、特別な空間です。


取材時のディスプレイは鬼をテーマとした絵本

店内には、季節やイベントに合わせた絵本がディスプレイされ、その時々で違う物語と出会えるのが魅力です。

2025年1月15日時点で店内に並ぶ絵本は、なんと1,456冊!店主さん厳選の作品が揃い、懐かしさや温かさを感じる読書の時間を楽しめます。

訪れるたびに新しい発見がある、絵本好きにはたまらない空間です。

子どものころに読んだ絵本を手に取り、思い出に浸るのもよし、新しい物語を見つけるのもよし。静かな空間でじっくりと本を楽しむことで、心がほっと安らぐひとときを過ごせます。

絵本選びに迷ったら、店主の菊池さんに聞いてみると、おすすめの一冊を紹介してくれます。

絵本の魅力や背景について話を聞いているうちに、新しい発見があるかもしれません。

菊池さんとの会話が弾んで、つい時間を忘れてしまうことも。「絵本カフェのらりくらり」では、そんな何気ないやりとりが、大切な思い出のひとつになるかもしれません。

無農薬の自家製ハーブや野菜、自然の恵みを感じるカフェメニュー



「絵本カフェのらりくらり」では、店主が育てた無農薬のハーブや食材を使った料理やドリンクを楽しめます。



取材時(2025.01.15)のケーキはフロランタンパイ。優しい甘さの生地はサクサクで、紅茶との相性もバッチリでした。



体に優しく、ナチュラルな味わいが、訪れる人々にほっとする癒しと温もりを届けます。

カフェメニューは季節ごとに変わり、旬の素材を活かしたお茶やお菓子が並びます。

「きんかんのパウンドケーキ」や「ブルーベリー甘酒」など、季節を感じられる味わいは、のらりくらりならではの魅力。



どんぐりを使った「どんぐりクッキー」など、ちょっと珍しいお菓子も取り揃えています。

遊び心あふれる店内では、「にげだしたコーヒー豆」のようなユニークなディスプレイがあちこちに。

ついつい長居したくなる、心地よい空間が広がっています。
 

大人だけの癒し空間で絵本の魅力を堪能しよう

温かな空間で、絵本と自家製ドリンクやお菓子を楽しみながら、心ほどけるひとときを過ごせる「絵本カフェのらりくらり」。

季節ごとに変わる絵本のディスプレイやメニューに、新しい発見があるのも魅力です。

癒しを求めて、ふらりと立ち寄るのもおすすめ。

西都市を訪れた際は、ぜひ足を運んで、心落ち着く時間をお楽しみください。

情報詳細

 西都ゆるなび掲載ページ|大人のための蔵時間「絵本カフェのらりくらり」

この記事を書いた人

まつ

2023.01に宮崎県西都市に移住してきた「まつ」です。

西都市地域おこし協力隊として、移住者目線で西都の魅力を発信しています。