REPORT特集

宮崎県西都市|記紀の道の功績と日向神話の伝承地を巡る旅

2024.06.25



こんにちは!ライターのまつです。

西都ゆるなびでは記紀の道の伝承地について前編・後編に渡ってご紹介してきました。 今回は記紀の道がこれまでに残してきた功績と、西都市に点在している日向神話に関連する伝承地をご紹介していきます。

さらに深く、記紀の道について知ることのできる内容となっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

地域の誇り「記紀の道」が数々の賞に輝いた歩みと魅力



地域の人の想いが紡いできた記紀の道は、さまざまな方面から高い評価を得ています。
 

グッドデザイン賞受賞(2019年)



2019年度にグッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞した「記紀の道」。

2005年度の『第1回西都市歴史を生かしたまちづくり計画策定委員会』から整備の計画がスタートし、現在も少しずつ整備を進めています。

整備を進めていく中で、地域住民と協力し、時間をかけて取り組むことで、地域への誇りや愛着が育まれ、その結果として高い評価を受けての受賞となりました。



実際に歩いてみると歩きやすく整備されているのが分かります。地域の方々が花壇の手入れや、伸びてきた樹木の整備などを続けているのが記紀の道の素晴らしさでもあります。

手づくり郷土賞受賞(2024年)



2024年には記紀の道を題材とした映画「みちのみちのり」が国土交通大臣賞「手づくり郷土賞」(大賞部門)を受賞しました。

「みちのみちのり」は古木洋平監督のドキュメンタリー映画。区画整理の際に遺跡を発見した行政と地域住民が協力し20年に及ぶ整備事業を追った作品となっています。

妻北地域づくり協議会の地域愛を育む活動の継続と発展、そして映画「みちのみちのり」製作委員会の広報活動が高い評価を受けての受賞となりました。

地域住民の想いと神話を繋ぎ未来へと手渡す「地図」のようなドキュメンタリー映画です。

上映情報は映画ホームページにてチェックできます。
みちのみちのり

日向神話に関係する伝承地



日向神話にまつわる伝承地は記紀の道だけではありません。

西都市に存在しているニニギノミコトとコノハナサクヤヒメにまつわる日向神話の伝承地をご紹介します。

三宅神社|日向国の総社


 
住所 宮崎県西都市三宅3343(Googleマップ

西都原古墳の1キロ南に位置する三宅神社。ニニギノミコトはこの三宅神社周辺に笠狭の宮(かさのみや)という御殿を建て、中つ国を治めていたと云われています。

ニニギノミコト等の神々を祀る神社ということで歴史は古く兵火により正確な創建は不明ですが、1197年より以前の創建と云われています。



参道は急な階段と坂があり登っていくと三宅神社が鎮座しています。



境内は広々として厳かな雰囲気。高台にあるので見晴らしがよく境内をゆっくり周ると日向国の歴史に触れることができたような気がします。

銀鏡神社|イワナガヒメの神話


 
住所 宮崎県西都市銀鏡492(Googleマップ

西都市街地から東米良方面へ車を走らせることおよそ1時間。九州山地の東米良地区にある銀鏡神社。



1489年3月16日に米良領主によって創建された。御祭神は磐長比売命(いわながひめのみこと)大山衹命(おおやまつみのみこと)懐良親王(かねながしんのう)。

龍房山と磐長姫尊の銀の鏡と懐良親王の 割符の鏡 わりふのかがみ がご神体となっています。



オオヤマツミノカミの娘二神である姉のイワナガヒメと妹のコノハナサクヤヒメ。姉妹の運命の分かれ道となる神話が伝わるスポットです。
 
イワナガヒメの神話

コノハナサクヤヒメに一目惚れしたニニギは結婚を申し込むが、父神オオヤマツミノカミがイワナガヒメも一緒に結婚させようとしたところ、ニニギノミコトは一目見るなりイワナガヒメを送り返した。ニニギノミコトに送り返されてしまったイワナガヒメは鏡に映った自分の顔の醜さを嘆き、鏡を放り投げてしまう。遠くへ飛んだ鏡は龍房山りゅうぶさやまの頂きの大杉に引っかかり、西の方角にある麓の村を昼夜問わず明るく照らし、白く輝いたという。


その村を白見と呼ぶようになり、現在の銀鏡(しろみ)という地名になったそうです。 

銀鏡神社についてはこちらの記事でより詳しくご紹介しています。
 

童子丸神社|三皇子が育った地


 
住所 宮崎県西都市童子丸583(Googleマップ

西都市街地から車で約6分の童子丸地区にある童子丸神社。創建は不明ですが、1627年に当地守護により再興されたとあります。

コノハナサクヤヒメが無戸室で生んだ三皇子(ホデリノミコト、ホスセリノミコト、ホオリノミコト)が育った土地と云われています。



『古事記』ではニニギノミコトとコノハナサクヤヒメの間に生まれた第一子がホデリノミコト(海幸彦)、第二子がホスセリノミコト、第三子がホオリノミコト(山幸彦)。

ホオリノミコトの孫でホスセリノミコトの大甥にあたるのが神武天皇です。



童子丸神社の御祭神はホスセリノミコト、ホオリノミコトなどの神々を祀っています。



神社横に駐車場も完備されていますので、こちらに駐車して参拝できます。

日向神話の伝承地を巡って

記紀の道のこれまでの功績と日向神話の伝承地を3つご紹介しました。

西都市には記紀の道以外にも日向神話にまつわる伝承地が点在していているので、ぜひこちらも巡ってみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人

まつ

2023.01に宮崎県西都市に移住してきた「まつ」です。

西都市地域おこし協力隊として、移住者目線で西都の魅力を発信しています。