REPORT特集

宮崎県西都市「焼肉きっちん華丸」店主インタビュー|地域に寄り添う焼肉店

2025.08.13



宮崎県西都市の「焼肉きっちん 華丸 はなまる 」は、2024年3月創業の地元から愛される「焼肉店」の一つです。

店主の黒木さんに、お店のこだわりや思い、今後の展望などについてお話しを伺ってきました。「焼肉きっちん華丸」ならではの魅力をぜひ知ってくださいね。

西都市の焼肉きっちん華丸|創業ストーリーと店名の由来

「焼肉きっちん華丸」の店主である黒木さんが、なぜ宮崎県西都市に焼肉店を開業するに至ったのか。その経緯と店名の由来についてご紹介します。

「焼肉きっちん華丸」開業までの道程



店主の黒木さんは、西都市で生まれ育ち、29歳の頃から飲食業の世界へ。県外や西都市内で食事処を営み、和食を中心に、炊き込みご飯の定食などで人気を集めてきました。

店舗によっては板前を雇い、オーナーとして経営に専念する時期もありましたが、自ら厨房に立って料理を手がけることも多く、長年にわたって飲食の経験を積んできました。

その後は飲食業から離れ、ヘルパーとして介護の仕事に就きます。さらに療養のため、10年ほどの休養期間を過ごすことになりますが、少しずつ体調が回復し、「できる範囲でまた仕事を」と考えるように。

住まいを探していた際に紹介されたのが、かつて「まるみホルモン」が営業していた現在の物件でした。住居の2階に加え、1階が店舗スペースとして残っていたことから、友人たちに「ここ、使わんともったいないよ」と背中を押され、開業を決意。

こうして、2024年3月15日、「焼肉きっちん華丸」が静かに暖簾を掲げました。

店舗名の由来



「焼肉きっちん華丸」という店名には、黒木さんのさりげないこだわりと想いが込められています。

妹さんの店舗名に使われている「華」の字を取り入れ、もともとこの場所にあった「まるみホルモン」の「丸」の字を組み合わせて「華丸」に。

字画も自ら丁寧に調べ、「縁起もよかったから」と笑顔で話す黒木さん。

再出発の店名には、家族とのつながりや場所の記憶、そして新たな一歩への願いが重ねられています。

焼肉きっちん華丸 店主インタビュー|苦労と喜び、そしてこれから

「焼肉きっちん華丸」の店主である黒木さんに現在に至るまでの苦労や喜び、そして今後の展望についてお話を伺いました。

お店を続けていくなかで大変だったこと



従業員がなかなか決まらなくて、2〜3ヶ月はずっと一人で営業する時期もありました。

仕込みから接客、片付けまですべて自分でやるのはやっぱり大変で…。でも、常連のお客さんが多いからこそ、雑なことはできないという気持ちが強くて、どんなときでも手を抜きたくなかったんです。

最近になって、ようやく働いてくれる方が決まって、少し気持ちにも余裕が持てるようになりました。

お店を続けてきて良かったこと



ご近所の方々が喜んでくれることが、嬉しいです。

特に年配の方は、早い時間から空いているお店が少ないからって、ちょっとご飯を食べに、あるいはおしゃべりをしに来てくださいます。

お客さん同士で自然と話が始まることもあって、店内が交流の場のようになることも。そんな空気が生まれるのを見ると、このお店を始めてよかったなと感じます。

今後の展望



これからも、今のスタイルを大切にしていきたいと思っています。

忙しくなりすぎると、お客さん一人ひとりにちゃんと目が届かなくなってしまうし、自分も無理をしてしまう。だからこそ、あくまでも自分のペースで、できる範囲で。

身の丈に合った形で、常連さんや近所の方々に安心して来てもらえる、そんなお店であり続けたいですね。

焼肉きっちん華丸のこだわり



焼肉きっちん華丸は、1人でも気軽に焼肉を楽しめる、あたたかな雰囲気の焼肉店です。



ひとり焼肉を楽しむお客さんも多く、テーブル席もあるため、お友達同士やご家族での利用にもぴったり。落ち着いた空間の中で、自分のペースで食事を楽しむことができます。



提供される料理は、ホルモン、豚バラ、牛カルビといった焼肉の定番はもちろん、鍋料理、そうめん、石焼ビビンバなど幅広く、季節やその時の希望に合わせて柔軟に対応してくれます。



なかでも人気の石焼ビビンバは、韓国の知人の勧めをきっかけに、現地の味をヒントにしながら、店主自らがアレンジして仕上げた一品。香ばしいおこげとやさしい味つけが特徴で、リピーターも多いそうです。

基本的に、お昼は予約制。夜は予約なしでも来店可能で、ふらっと立ち寄って焼肉を楽しむことができます。事前にご相談いただければ、希望に応じた料理を用意してもらえます。

さらに、5名以上であれば貸切にも対応しており、コースや決まったプランに縛られず、その都度料理内容を相談できる柔軟さも嬉しいポイントです。

まるで家庭の台所のようなあたたかさで、今日も静かに暖簾を掲げています。

焼肉きっちん華丸であたたかい料理を

長年の飲食経験と、地域との縁。そこに少しの「今できること」が重なって、焼肉キッチン華丸は生まれました。

気取らない日常のなかにある一軒。ふらりと立ち寄って、あたたかいご飯と気さくな会話に出会える場所。

そんなあたたかいお店が、今日も西都のまちなかで灯をともしています。

この記事を書いた人

まつ

2023.01に宮崎県西都市に移住してきた「まつ」です。

西都市地域おこし協力隊として、移住者目線で西都の魅力を発信しています。