REPORT特集

親子の原体験。SAITO RIVER PARKで感じる子供の成長

2026.09.08

8月、夏盛りの猛暑日。
僕ら夫婦と2歳半の娘は西都市三納の川へ向かっていた。目的は期間限定で板子川の川辺にて開催されるアクティビティイベント「SAITO RIVER PARK」。

“西都で生まれ育った大人から子どもへ長いあいだ静かに受け継がれている清らかな川のほとりで、川、火、花、土に触れながら、週末を楽しみませんか?”(イベントページより引用)

そりゃ、楽しみたい!

自然豊かな宮崎にいるのに、自然の中で遊べず、休日は「イオン行こか!涼しいし!」となってしまっている状況。だって危険なほど暑いんだもの。

もちろん、ショッピングモールにはショッピングモールの良さがある。けど、どこか味気なくも感じていた。想い出として残ることが少ない。「天気がいいからこそ、外で思いっきり遊ばせてあげたい!」同じように感じているお父さん・お母さんも多いのでは?
やはり子供にはいろんな体験をさせたい。その上で、人生の選択をしていってほしい。そう願うのが親というものである。

そんな想いから、2歳の娘と参加した「SAITO RIVER PARK」をレポートしていきたい。
 

いざ行かんSAITO RIVER PARK。西都市は三納の川辺へ

家から、水着。そんな小学生みたいなことをやってしまったのはいつぶりだろうか。もちろん会場には着替えられるスペースが用意されているのだが、自然を楽しめるという高揚感から、なんだか気が急いていた。僕が。

そして、いざ到着。

最高気温35℃以上の日が続き、日差しが痛いほど突き刺さる毎日でしたが、この日ばかりはそんな気候に感謝。最高のロケーション。心なしか、街場よりいくばくか涼しい。

「浮いとるがな」-突然の娘の成長-

唐突ではあるが、僕の教育方針の話をする。基本的に娘には、「転けて、経験して、強くなれ」というスタンス。ただ、そうは言っても、今回は川。夏の水は、怖い。正直、2歳の娘を川に連れていってもいいものか迷った。その上わが娘、顔が濡れるのが大っ嫌い。多分前世はアンパンマン。

…が、そんな父の想いは完全に杞憂に終わった。

いや、浮いとるがな。


いや、ワロとるがな。

楽しそうでなにより。

パンを焼いたり、マシュマロを焼いたりと、いろんな体験コンテンツを用意してくださっていたのですが、浮いている時間が一番楽しそうでした(スタッフさんすいません。パンは父と母がかわりばんこに焼いて、家族みんなで仲良くいただきました)。

スタッフさんの「パン作るよ〜」の声に目も暮れず・耳すら暮れず、ひたすら川の深みを目指す娘。あれだけ水を怖がっていた君はどこにいった。

その成長、パパは密かに噛み締めるとする。

ちなみに、川の深さは身長84cmの2歳児でも歩ける浅瀬もあれば、大人の腰が完全につかるほどの深さのところもある。

川の流れは穏やかで、深いところへ子供1人で行かないように注意さえしておけば、安心して子供を遊ばせることができた。

ぷかぷか浮くのに飽きたら、次は石拾い。

お気に入りの形を拾ったかと思えば…

次の瞬間水に落として飛沫を楽しんでいる。子供にとっては、その辺に転がる石も、平然と流れる川の水も、全てが遊具と化してしまうのだろう。

生き物との触れ合い

今回、同じ回に参加していたのは娘と同い年の男の子と、小学生低学年ほどの姉弟。この、お友達・お兄ちゃんお姉ちゃんの存在が娘にとっても大きかった。この子達が、これでもかと魚やエビを獲ってくる。

その姿、もはや漁師。

ケロポンズのエビカニクスを踊るのが最近のマイブームであるわが娘。いつも「エビ!」と叫びながら踊っているわけだが、触れられるほどの至近距離で見るリアルな、しかも生きているエビは初めて。

ちょっぴり怖がりつつも、興味津々。活きが良すぎて飛び出てきたえびにかなり驚いていたが、これもまた経験。

原体験は子供を成長させる

そもそも原体験とはなんだろうか。コトバンクによると、「その人の思想が固まる前の経験で、以後の思想形成に大きな影響を与えたもの」だそう。

当然ではあるが、娘にとってSAITO RIVER PARKでの体験が「原体験」と言える日が来るのは、5年後かもしれないし、10年後かもしれないし、20年後かもしれない。そもそも、未来の娘が原体験だと振り返ってくれるかすら、今この瞬間ではわからない。でも、僕は確実にこの「SAITO RIVER PARK」で娘の成長を見た。「そんなことできたっけ!?」の連続。

1人でぷかぷか浮き始めるし、魚をツンツン触り始めるし、テントの屋根に映る水面の反射を見て「きれい」とか言い始めるし。

この自然の中で磨いた感性をいつまでも大切にしてほしい。そして、いつかこの体験を振り返ったときに「あれは原体験だった」と言える日がくると、もっと嬉しい。
このSAITO RIVER PARKは、子供よりも先に僕たち親の原体験にもなりうる、そう思った夏の1日だった。

SAITO RIVER PARK開催概要

このファミリー向けの「SAITO RIVER PARK」、実は9月12日(土)にも開催されます。子供の成長を肌で感じられる、親にとってもいい機会になります。ぜひ、親子でゆっくり、川辺で今夏最後のひと時を楽しんでみてはいかが?

詳細・予約に関してはPeatixのページをチェック。

日程|2026年9月12日(土)
時間|10:00〜15:00
集合場所|内之野農村広場(西都市大字三納10863)
参加費|
大人料金(19歳以上):3,500円/名 
こども料金(3歳~高校生):4,000円/名 
3歳未満:無料

参加費に含まれるもの|
自然体験、クッキング体験、ワークショップ、ランチ、会場設備・川遊びグッズのレンタル、保険料

予約ページ|https://peatix.com/event/5134639

翌9月13日には大人向けもありますよ!

日程|2026年9月13日(日)
対象|20歳以上の方
時間|10:00〜15:00
集合場所|内之野農村広場(西都市大字三納10863)
参加費|4,000円/名(税込)

参加費に含まれるもの|
自然体験、クッキング体験、ワークショップ、ランチ、会場設備・川遊びグッズのレンタル、保険料

予約ページ|https://peatix.com/event/5134605

企画・実施
一般社団法人まちづくり西都KOKOKARA

この記事を書いた人

雄大

宮崎市出身。西都の築100年6DKの古民家で妻と娘の3人暮らし。

ローカルの人や場所を取材し、届ける仕事をしています。誰かの「当たり前」の中にあるおもしろさを見つけるのが好き。