REPORT特集

宮崎県西都市「居酒屋 万福」店主インタビュー|幸せいっぱい腹いっぱいの居酒屋

2025.04.09



宮崎県西都市の「居酒屋 万福」は、1994年創業の地元から愛される「居酒屋」の一つです。

店主の 松浦 誠 まつうら まこと さんに、お店のこだわりや思い、今後の展望などについてお話しを伺ってきました。「居酒屋 万福」ならではの魅力をぜひ知ってくださいね。

西都市の居酒屋 万福|創業ストーリーと店名の由来

「居酒屋 万福」の店主である松浦さんが、なぜ宮崎県西都市に居酒屋を開業するに至ったのか。その経緯と店名の由来についてご紹介します。

「居酒屋 万福」開業までの道程



宮崎県日向市出身の松浦さんは、高校卒業後にホテルの飲食部門で働き、料理の道に足を踏み入れました。

実は、料理人になったきっかけは野球でした。高校時代の野球部の先輩に誘われ、野球チームを持つホテルに就職したことで、料理の世界に足を踏み入れることになりました。

最初は思いがけず始めた料理の仕事でしたが、続けるうちにその奥深さや面白さに惹かれていきました。

ホテルや割烹、レストランなど、さまざまな現場で腕を磨き、大分では約10年間、料理人としての経験を積み重ねました。

宮崎に戻り、料理長としてさらに腕を振るいながら、いつかは自分の店を持ちたいという思いが芽生えてきたと言います。

独立を考える中で奥様の姉夫婦が暮らしていたこともあり、縁のあった西都市を新たな舞台に選びました。

業態に迷っていた時、義理の兄から「西都は大工さんや農家の人が多いから、居酒屋の方が喜ばれるんじゃないか」と助言を受け、その言葉が決め手となり居酒屋にすることにしました。

地元の人たちが気軽に集い、にぎわう場所を目指して、1994年5月12日「居酒屋 万福」は暖簾を掲げました。

店舗名の由来



店名「万福」は、奥様のひらめきから生まれました。「幸せいっぱい、腹いっぱい、で万福でどう?」という何気ない一言がきっかけだったそうです。

当初は「ひょうたん」や「茄子」なども候補に挙がっていましたが、「万福」という名前が自然としっくりと馴染み、採用されました。

「幸せいっぱい、腹いっぱい」という思いをそのまま店名に込めた、親しみやすく温かみのある店舗名です。

居酒屋万福 店主インタビュー|苦労と喜び、そしてこれから

「居酒屋 万福」の店主である松浦さんに現在に至るまでの苦労や喜び、そして今後の展望についてお話を伺いました。

お店を続けていくなかで大変だったこと



一番大変だったのは、やっぱりコロナですよ。5年くらい、ずっと苦しめられました。店を開けてもなかなか人がこないので、ほんと寂しかったですね。

でも、やめるっていう考えは一回もなかったです。昼の定食を始めたり、テイクアウトをしたり、とにかくできることは何でもやりましたよ。

最初はお昼も、10人来ればいい方って感じでね。でも、何年かかけて、ちょっとずつ口コミで広がってくれて、おかげさまで今はバタバタするくらい忙しくなってきました。

送別会やら宴会やら、夜の営業も少しずつ戻ってきてね。どうなるか分からない状況だったけどお客さんのおかげで何とか乗り越えることができました。

お店を続けてきて良かったこと



続けてきて良かったなと思うのは、やっぱり人とのつながりですね。

昔からの常連さんが、魚や野菜、猪や鹿肉なんかを持ってきてくれるんですよ。そういうやり取りが、ほんとに嬉しいです。こういうのは田舎ならではでありがたいですね。

長く通ってくれているお客さんも多くて、30代だったお客さんが、今じゃ60代になってて、時の流れを感じますね。

バイトしていた子が大人になって、今は子どもを連れてきてくれることもあります。そういうのを見ると、やっぱり、やってきて良かったなぁと思いますね

今後の展望



自分たちも年を取りましたし、無理せず続けていければと思っています。

ありがたいことに「やめたら困る」って言ってくれる人がいるんですよ。宴会の会場にしてくれたり、家族の節目で使ってくれたり、毎月決まった日に集まってくれるグループもあったりしてね。できる限り、続けていきたいです。

最近はランチにふらっと一人で来てくれるお客さんも増えましたし、いつでも誰かが気軽に寄れる場所そんなお店でありたいと思っています。

居酒屋万福のこだわり|ボリューム満点の温かい料理



居酒屋 万福の一番の魅力は、その名の通りお腹いっぱい、幸せいっぱいになれること。



定番のチキン南蛮や刺身盛り合わせ、地鶏料理、鍋料理をはじめ、松浦さんがこれまでに培った技と経験が活きる、ジャンルを超えた豊富なメニューが並びます。


魚は日南や北浦から届く新鮮な地魚を仕入れています。刺身は常連からの信頼も厚く、「刺身を食べに来る」お客さんも珍しくありません。

夜は、飲み放題付きの宴会コースも人気で、地元の送別会や新年会、家族のお祝い事にもよく利用されています。



コロナ禍をきっかけに始めたランチ営業も今ではすっかり定着。ボリューム満点の定食は、常連客はもちろん、若い世代や女性客にも喜ばれています。

お店は、1人でも入りやすいカウンターや、小上がり席、掘りごたつなど、さまざまな世代やシーンに寄り添うつくり。

一人飲みのお客さんや、昔馴染みの家族連れなど、誰もが気兼ねなく過ごせる温かな空気が流れています。

居酒屋 万福でお腹いっぱいに

創業から30年以上、居酒屋 万福は、西都市に根ざし、地元の人たちの暮らしや節目と共に歩んできました。

料理のボリューム、味わい、そして何よりも店主夫妻の人柄が、お客さんの心をつかみ、長く愛され続けています。

西都に足を運んだ際は、ぜひ「居酒屋 万福」で心もお腹も温まってみてください。
情報詳細

 西都ゆるなび掲載ページ|平日限定ランチあり「居酒屋 万福」

この記事を書いた人

まつ

2023.01に宮崎県西都市に移住してきた「まつ」です。

西都市地域おこし協力隊として、移住者目線で西都の魅力を発信しています。