REPORT特集

宮崎県西都市「タルト屋エイム」代表インタビュー|旬の素材を生かした四季折々のタルト

2025.02.19



宮崎県西都市にある「タルト屋エイム」は、2014年のオープン以来、旬の素材を生かした四季折々のケーキが楽しめるお店として親しまれています。

代表の 石谷 有子 いしたに ゆうこ さんに、こだわりや思い、今後の展望などについてお話しを伺ってきました。「タルト屋エイム」ならではの魅力をぜひ知ってくださいね。

西都市のタルト屋エイム|創業ストーリーと店名の由来

「タルト屋エイム」の代表である石谷さんが、なぜ宮崎県西都市でタルト屋を開業するに至ったのか。その経緯と店名の由来についてご紹介します。

「タルト屋エイム」開業までの道程



「タルト屋エイム」代表の石谷さんは大阪府で生まれ育ち、高校卒業後はケーキとは無縁の銀行に就職しました。

転機が訪れたのは33歳の時。大阪府にある辻製菓専門学校の1日体験に参加し、その楽しさに魅了されたことをきっかけに製菓の道を志すようになります。

もともとお菓子作りやお菓子を食べることが特別好きだったわけではなかった石谷さん。



しかし、焼き上がっていく過程や素材の生かし方に感動し、「この素材がこんなにもおいしくなるんだ」と驚き、本格的に学ぶ決意をしました。

1年間、辻製菓専門学校でケーキ作りを学んだ後、大阪でケーキ屋を開業。開業から3年で2店舗目をオープンします。

48歳で宮崎県西都市に移住し、 茶臼原 ちゃうすばる に「 恋花亭 れんがてい 」をオープン。当初は大阪から通いながらお店を切り盛りし、地域の特色を取り入れ、ケーキだけでなくパスタなどの食事も楽しめるお店を展開しました。



その後、一度は自営業を離れ、これからの道を模索する中で、西都や近隣地域でさまざまな仕事に携わりますが、自分の思いやこだわりを直接表現できる「自営業こそ自分に合っている」と再び感じるように。

そして2014年、西都市右松に「タルト屋エイム」を開業しました。

店舗名の由来



店名「タルト屋エイム」は、友人のミュージシャンが歌う「Mr.エイム」という曲から名付けられました。

曲名に込められた「みんなが集まる人」という意味に共感し、「自分のお店もみんなが集まる場所にしたい」という思いから、この名前を選んだそうです。

タルト屋エイム代表インタビュー|苦労と喜び、そしてこれから

「タルト屋エイム」の代表である石谷さんに現在に至るまでの苦労や喜び、そして今後の展望についてお話を伺いました。

お店をやっていて大変だったこと



開業から3年目、思うように売上が伸びず、経営が行き詰まってしまいました。スタッフの人件費も払えなくなり、一旦全員に退職してもらうという苦渋の決断を下したことが、一番つらかった経験ですね。

それでも、その後は友人の助けや新しいスタッフとの出会いに恵まれ、少しずつ流れが好転していきました。「人は必要な時に必要な人と出会う」という言葉がありますが、その意味を心から実感しました。

お店を続けてきて良かったこと



お店を続けてきて一番良かったことは、たくさんの素敵な人たちと出会えたことです。思いがけないご縁に恵まれ、かけがえのないつながりが広がっていきました。

人との輪が広がるたびに、心が温かくなり、喜びが増えていく——その瞬間が私にとって何よりの幸せです。

今後の展望

取材日にもキッチンカーが出店されていました

今後の展望としては、資金調達の状況にもよりますが、ケーキだけでなく食事も楽しめるお店にしていきたいと考えています。

さらに、フリースペースを設けたり、キッチンカーを呼んでイベントを開催したりと、店名の通り「みんなが集まれる場所」を今まで以上にカタチにしていきたいです。

タルト屋エイムのこだわり

「タルト屋エイム」のこだわりを探っていきましょう。

素材の魅力を最大限に引き出したタルト



「タルト屋エイム」で使われる卵はすべて、放し飼いで育てられた有精卵。フルーツもできるだけ農家さんから直接仕入れるなど、素材選びからこだわりが詰まっています。

大切に育てられた素材の良さを生かすため、調理方法にもひと手間を惜しみません。



例えば「苺のタルト」。一般的には苺にツヤ出しのジャムのみを塗ることが多いですが、エイムではまず苺から自家製の苺ジャムを作り、それを丁寧に塗ってから仕上げにツヤ出しを重ねます。

こうすることで、苺そのものの風味がより際立ち、ひと口ごとにフレッシュな美味しさが広がるタルトに仕上がるのです。

そんな細部までこだわり抜いたエイムのタルトは、美しい見た目と豊かな味わいで訪れる人を魅了します。

「その季節に一番美味しいものを、そして自分が食べて美味しいと思えるものを届けたい」——石谷代表のその想いが、エイムのタルトにはたっぷり詰まっています。

みんなが集まれる場所を目指した「場づくり」

店内 イートインスペース

「タルト屋エイム」には、子どもからご年配の方まで、幅広い世代のお客さんが訪れます。

誰もが心地よく、ゆったりとした時間を過ごせるように、店内のイートインスペースも整えられています。

「訪れるすべての人に楽しいひとときを過ごしてほしい」——そんな代表の思いのもと、若い世代や子どもたちも気軽に立ち寄れる、温かな居場所がタルト屋エイムにはあると感じました。

石谷さんの想いが詰まったお店

「タルト屋エイム」は、代表 石谷さんのあたたかな人柄がそのまま表れたお店です。

ひと口頬張れば、こだわり抜かれた素材の魅力と優しい美味しさが広がります。

ぜひ一度、タルト屋エイムでしか味わえないこだわりと心地よいひとときを体験してみてください。
情報詳細

 西都ゆるなび掲載ページ|四季折々のケーキ&カフェ「タルト屋エイム」

この記事を書いた人

マル

2023年4月に西都にUターンしてきたマルです。私の大好きな故郷 西都の魅力を発信していきます!

生まれは西都、育ちは大阪/高槻市。

西都に来る前は、国際宇宙ステーション(ISS)の管制官業務やJAXA宇宙食及び生活用品の研究開発業務等を行っていました。

現在、西都市地域おこし協力隊として活動しながら、サウナ屋店主としても活動中です!