三財へそ祭りは、宮崎県の“地理的な中心=へそ”ともいえる西都市三財で開催される、ユニークさ抜群の伝統行事です。
その名物といえば、笑いが絶えない「へそ踊り」や「へそ相撲」。全国でも珍しいお祭りとして、多くの人々を魅了しています。
今回は、2024年10月27日に行われた「三財へそ祭り2024」の様子をレポート!
この記事では、別記事で紹介している「へそ踊り」「へそ相撲」以外の、バラエティ豊かなステージイベント、活気あふれる屋台、学生たちによる創意工夫が光るブースなど、見どころ満載の内容をたっぷりお届けします。
多彩なステージイベントで活気あふれる三財へそ祭り
「三財へそ祭り」では、毎年バラエティ豊かなステージイベントが繰り広げられます。
注目のプログラムには、地元の子どもたちや学生たちによる元気いっぱいのパフォーマンスをはじめ、迫力あるバンド演奏、華やかなダンス、力強い和太鼓、そして南国ムード満点のフラダンスなど、多彩な演目が並びます。
どの世代でも楽しめるよう工夫された内容で、若者からご年配の方まで、誰もが笑顔になれる時間が流れていました。
ステージイベントの内容
こども石野田臼太鼓踊り
西都市三財の石野田地区で古くから受け継がれてきた伝統行事、「豊作祈願の虫追い」や「火除け」の願いを込めた奉納の踊り、それが「石野田臼太鼓踊り」です。
この由緒ある踊りを、地元の保育所に通う子どもたちが元気いっぱいに披露し、会場は温かい拍手に包まれました。
さらに、地域の保育園児たちによるリズミカルな和太鼓パフォーマンスや、大人達による迫力あるバンド演奏など、みんなが笑顔になれるステージイベントが行われていました。
保育園児による和太鼓パフォーマンス
地元学生 吹奏楽部にインタビュー
妻高校吹奏楽部の皆様
数あるステージイベントの中でも、ひときわ大きな盛り上がりを見せたのが、オープニングアクトを飾った「妻高校吹奏楽部」のパフォーマンスです。
彼らは、今話題のJ-POPヒット曲をはじめ、懐かしの名曲「YMCA」など、多世代に響く選曲で観客を魅了。
リズムに合わせて手拍子をする人や、一緒に口ずさむ人々の姿が印象的で、会場全体が音楽を通じて一体感に包まれていました。若さ溢れる演奏とエネルギッシュなステージが、祭りの幕開けを鮮やかに彩りました。
妻高校吹奏楽部 副部長 松浦さん
そんな素晴らしい演奏を行ってくれた妻高校吹奏楽部の方にインタビューすることができました。
妻高校吹奏楽部は毎年「三財へそ祭り」に出ているのでしょうか?
はい、毎年参加しています。
三財へそ祭り自体が、地域の方々が一丸となり開かれるとても楽しいお祭りです。その中で私たちも毎年演奏できるというのは、とても嬉しいことです。
三財へそ祭りで演奏するにあたり、こだわっているポイントは選曲です。お祭りに来られる方の年齢層が幅広いので、みんなが楽しめる選曲を部活生のみんなで考えました。お客さんの手拍子など、楽しんでくれているなと実感ができて嬉しくなりました!
学生たちによる創意工夫が光るブース出展

ステージイベントを取材していると、学生さんがこのような「マッサージ券」を渡してくれました。
興味津々でマッサージ会場に向かうと、そこにはお祭りの会場にもなっている「三財小中学校」の中学生たちが運営する活気あふれるブースが!
お祭りの会場にもなっている「三財小中学校」の学生さんたちが、心を込めて出展しているコーナーでした。
三財中学校では、各学年が毎年一つのテーマを決めてブースを企画したり、ステージイベントにも挑戦しているとのこと。
その中で、7年生(中学1年生)のブースでは、肩もみマッサージを体験できると聞き、さっそくお願いしました。
「凝っているところはありますか~?」「力加減はいかがですか?」と優しく声をかけながら、一生懸命にマッサージしてくれる姿が印象的で、疲れも吹き飛ぶ心地よさでした。まるでプロのような手さばきに感動しつつ、すっかりリフレッシュ。
三財小中学校の7年生(中学1年生)
マッサージ券をプレゼントしてくれた彼らに感謝の気持ちを伝えながら、7年生の皆さんにインタビューも行いました。
毎年テーマを決めてブースを開くそうですか、今年は何がテーマだったのでしょうか?
今年のテーマは「福祉」です。学校の授業で「福祉」を学んだところで、クラスのみんなでマッサージをしてみようとなりました!
券を作ったり、当日のシフトを組んだり、祭りまで準備をしてきました。お客さんに「ありがとう」と言われるのが、とっても嬉しかったです。お客さんにアンケートもとっていたので、また授業で振り返りをしたいと思います。
さまざまな体験コーナーとグルメを楽しめる屋台
祭り会場には、美味しい料理が楽しめる屋台が並び、訪れる人々を食の楽しさで包み込んでいました。
また、さまざまな体験コーナーも充実していて、子どもから大人まで夢中になれるアクティビティが盛りだくさん。
これらが祭りの雰囲気を一層盛り上げ、会場全体を賑やかな空間に彩っていました。
会場案内図(2024年)
さまざまな体験コーナー
アユのつかみ取り会場
会場の一角には大人気の「アユのつかみ取り」コーナーが設けられ、多くの子どもたちが歓声を上げながら楽しんでいました。
さらに、そのすぐ隣には鮎の塩焼きを提供するキッチンカーがスタンバイ!
香ばしい匂いが辺りに漂い、つかみ取りで捕まえた鮎をその場で味わう人や、焼き立てを求めて行列を作る人々で大賑わい。五感で楽しめるこのエリアは、まさに祭りの人気スポットでした。
他ではなかなか味わえない特別な体験ができる「高所作業車体験」。
ヘルメットをしっかり装着して、プロのスタッフと一緒に作業車に乗り込むと、子どもたちはまるで空を飛ぶように、ぐんぐんと高い空へと上がっていきます。
体験コーナーで出会った親子にインタビュー
高所作業車体験を楽しんでいた市川さん親子
体験コーナーで出会った親子にインタビューすることができました。
すっごく高くまでいってこわかったけど、楽しかった!
一昨年から三財に引っ越してきまして、3回目ですね。
祭り全体の活気が素晴らしく、誰でもステージに上がれる仕組みが一体感を生み出していて、とても魅力的です。子どもが楽しめる体験コーナーも充実しているので、毎年親子で楽しい時間を過ごしています。
西都市保育会による「あそびのコーナー」
西都市保育会による「あそびのコーナー」
西都市の子育て支援などの活動をされている西都市保育会のブースがありました。
ブースには、手作りのクレーンゲームが登場。紙コップで作られたおもちゃを景品にしたこのゲームは、子どもたちに大人気!
ゲームの最後には、お菓子の参加賞贈呈もあり、楽しそうに遊ぶ笑顔が溢れていました。
西都市保育会の濱砂さん
西都市保育会の濱砂さんにお話を聞きました。
毎年このお祭りに参加するたびに感動するのは、地域全体が一丸となって祭りを盛り上げる、その素晴らしい協力体制です。
三財小中学校の学生をはじめ、若者からご年配の方まで、幅広い世代が力を合わせて作り上げるこの祭りには、いつも活気とエネルギーがあふれています。
中でも話題の「へそ相撲」のようなユニークな企画は、三財ならではの個性と地域の魅力を存分に感じさせてくれます。その発想力と団結力には本当に頭が下がります。
私たち保育会も、このお祭りの成功に少しでもお役に立てるよう、毎年ブースを出して盛り上げのお手伝いをさせていただいています。
三財へそ祭りの盛大なフィナーレ「せんぐまき」
三財へそ祭りのフィナーレを飾るイベントは「せんぐまき」です。
「せんぐまき」は、餅やお菓子などを高い場所から撒いて観客がそれを拾い集める、日本の伝統的な祭りの一環で、祭りに参加するすべての人々と「福」を分かち合うことで、地域の一体感や感謝の心を深める大切な行事とされています。
撒かれた餅やお菓子を手にしようと、子どもから大人までが一斉に大盛り上がり!会場は歓声と笑顔に包まれ、まさに祭りのフィナーレにふさわしい光景でした。
次回はあなたも!笑いと地域の温かさに包まれる「三財へそ祭り」
このたび「三財へそ祭り」を取材させていただき、宮崎県西都市三財の地域ならではの温かさと、学生さんや地元の皆さんの情熱が詰まった、心温まるひとときを体験することができました。
多くのメディアでも注目されてきたメインイベント「へそ踊り」や「へそ相撲」については、別の記事で詳しくご紹介していますので、ぜひそちらもあわせてご覧ください!
子どもから大人までみんなが笑顔になれる、魅力たっぷりの「三財へそ祭り」。ぜひ一度、現地でその活気と楽しさを体感してみてはいかがでしょうか?