REPORT特集

宮崎県西都市「ベーカーズROY」地域に愛される、ケーキとパンの老舗のあたたかな物語

2025.02.27



宮崎県西都市にある「ベーカーズROY」は、1965年創業のケーキとパンのお店。地域で長年親しまれている老舗の一つです。

2代目店主の 永山 道昭 ながやま みちあき さんに、こだわりや思い、今後の展望などについてお話しを伺ってきました。「ベーカーズROY」ならではの魅力をぜひ知ってくださいね。

西都市のベーカーズROY|継承ストーリーと店名の由来

「ベーカーズROY」の現2代目店主が、なぜ宮崎県西都市の地元に愛されるお店を継ぐに至ったのか。その経緯と店名の由来についてご紹介します。

現2代目店主 永山さんの経歴と家族ストーリー



永山さんは大学卒業後、宮崎市の「お菓子の日高」で2年間修業を積み、製菓の基礎を学びました。

その後、結婚を機に西都市へ戻り、父が営んでいた「ロイナガヤマ」(現ベーカーズROY)を継ぐことを決意します。

幼い頃から家業の様子を見て育ったものの、実際にお菓子作りを本格的に学んだのは「お菓子の日高」が初めて。そこで培った技術を活かしながら、父のもとでさらなる経験を積み、試行錯誤を重ねて職人としての腕を磨いていきました。

当時、父と共に働いていた頃は、本店に加え、西都市内のスーパー、妻町の平助通り、新富町にも支店を構えており、日々忙しく店を切り盛りしていました。

時代の流れとともに現在は本店のみの営業となりましたが、その分、一つひとつの商品により丁寧に向き合うことを大切にしています。

現在は奥様と次男とともに家族でお店を営んでおり、親子二代から三代へと、確かな技と想いが受け継がれています。
 

店舗名の由来

店名の「ロイ」は、英語の「Royal(ロイヤル)」が由来。

「高貴なもの」「格式のあるもの」という意味があり、「品質の良いお菓子を提供したい」という思いが込められています。

もともとは父が「ロイナガヤマ」という名前で営んでいましたが、2代目の永山さんが、よりパン屋としての個性を打ち出すために「ベーカーズロイ」に改名。

伝統の味を守りながらも、時代に合わせたお店づくりを続けています。

ベーカーズROY店主インタビュー|苦労と喜び、そしてこれから

「ベーカーズROY」の2代目店主である永山さんに現在に至るまでの苦労や喜び、そして今後の展望についてお話を伺いました。

お店を継いで大変だったこと



「やっぱり、時代の変化が早いですよね。」

そう語る永山さん。

「材料の値段はどんどん上がるし、食の流行もあっという間に変わる。小麦が不作になったり、ナッツやチョコレートの価格が高騰したり…。こっちがどれだけ頑張っても、自分たちの努力だけではどうにもならないことも多いですね。」

さらに、ベーカーズROYではケーキとパンの両方を手がけているため、作業のバランスを取るのも一苦労。

「パンもケーキもそれぞれタイミングを見ながら作業しないといけないので、時間との戦いですね。特にシュークリームは、毎日クリームを炊いて焼き上げるから、ひとつひとつの工程を丁寧に仕上げる必要があるのでそこが少し大変かな。」

日々変化する状況に対応しながらも、「美味しいケーキとパンを届けたい」という想いは変わらない。

永山さんの職人としてのこだわりが、今日もベーカーズROYの味を支えています。

お店を継いで良かったこと



「やっぱり、お客さんの『美味しい!』っていう一言が一番ですね。」

永山さんは、何よりもお客様の声が励みになると言います。

「『ここのシュークリームを食べるとホッとする』とか、『昔から変わらない味で嬉しい』なんて言われると、本当に嬉しいですね。遠方からわざわざ買いに来てくれる人もいる。そんなふうに長く愛されているのは、この仕事を続けていてよかったなと思います。」

今後の展望



永山さんが目指すのは、これまでも、そしてこれからも「地域に根ざしたお店」であり続けること。

「地元の人がふらっと立ち寄れて、美味しいパンやケーキを気軽に買える場所でありたいですね。でも、最近はSNSを見て県外からわざわざ来てくださる方も増えてきました。せっかく足を運んでもらったのに、お目当ての商品がないと申し訳ないですから、そういうお客様のためにも、人気商品はしっかり用意しておきたいと思っています。」

特に看板商品のシュークリームはタイミングを見て焼き上げるように心がけているそうです。

地域の人々に愛されながら、遠方から訪れるお客様にも満足してもらえるように。永山さんの変わらぬ想いが、ベーカーズROYのケーキとパンにに込められています。

ベーカーズROYのこだわり|地域で長年愛されるケーキとパン



ベーカーズROYのケーキやパンは、職人のこだわりが詰まった逸品ばかり。




ベーカーズROYといえば看板商品の「ROYのシュークリーム」。香ばしく焼き上げたシュー生地に、なめらかでコクのあるカスタードクリームがたっぷり詰まっています。



毎朝クリームを炊き上げ、焼きたてを提供。シンプルながらも、職人の技が光る一品です。



たっぷりのチョコレートを練り込み、贅沢な味わいに仕上げた「チョコブレッド」。

ふんわりしっとりとしたパン生地に、濃厚なチョコの風味が絶妙にマッチ。口に入れた瞬間、ふわっと広がる甘さとコクがたまりません。

リピーターが多く、長年愛され続けている自慢の一品。朝食やおやつにはもちろん、ちょっとした贅沢を楽しみたいときにもおすすめです。


創業から60年、変わらぬレシピで焼き続ける「マンデルケベック」。

香ばしいアーモンドの層はサクッと軽やかな食感。一方で、土台となる生地はしっかりとした硬さがあり、噛むほどにバターの豊かな風味が広がります。

その独特な食感と奥深い味わいがクセになる美味しさで、コーヒーや紅茶との相性も抜群です。


12月から5月の期間限定で販売される「たぬきケーキ」は、SNSでも話題の人気商品。

見た目の可愛さだけでなく、チョコレートのコクとスポンジの軽やかさ、クリームのやさしい甘みが絶妙なバランスで広がり、一口食べればその美味しさに虜になること間違いなし!



一つひとつ丁寧に作る「Royスペシャルハンバーガー」。ジューシーなパティとシャキシャキの野菜が絶妙なバランスで、シンプルな味付けだからこそ素材の美味しさが際立ちます。

さらに、こだわりのパンがふんわり香ばしく、ハンバーガー全体の味わいを引き立てています。

地域に根ざし、愛され続けるお店へ

豊富な種類のケーキとパンが味わえるベーカーズROYには、職人の確かな技術と、お客様への温かい想いが詰まっています。

西都市を訪れた際は、ぜひベーカーズROYに立ち寄り、昔ながらの温かみのあるケーキとパンを味わってみてください。
情報詳細

 西都ゆるなび掲載ページ|パンとケーキ「ベーカーズROY」

この記事を書いた人

まつ

2023.01に宮崎県西都市に移住してきた「まつ」です。

西都市地域おこし協力隊として、移住者目線で西都の魅力を発信しています。